Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

演習は講義ではないのだが・・・

授業は2限の「基礎演習1(ディベート入門)」だけ。しかし、今のところ、1コマで3コマ分以上の疲労を味わっている。非常にストレスのたまる状態が続いている。

先週が授業の初回で、受講生20名のうち2名が欠席(出席18名)。その2名は今日の授業には出席したが、今度は別の2名が無断欠席。なかなか全員が揃わない。「無断欠席はただちに除名する」と先週あれだけ強く注意したにもかかわらず、無視されてしまったようだ。

今日はディベートのサンプル・ビデオを観てもらい、20名を5名×4班に分けて、練習用のディベート・テーマを投票で決めた。*1来週から実践練習に入る。しかし、欠席した2名が何もわからないまま(何の準備もなく)教室にやってきた場合、率直に言って、対処のしようがない。授業に参加させてあげたくても、その2人だけのために時計の針を1週間前に戻せない。

過度な温情は禁物だろう。無断欠席したりまったく準備をしてこない者が混ざると、班全体の士気が下がるから。しかし、無条件に除名という強硬手段に訴えたくない。やむをえない事情があれば、僕も可能なかぎりフォローしてあげたい。ただ、そうした事情をきちんと伝える責任と義務は自分たちの側にあることを彼らにわかってもらいたい。

学生間に人間関係ができていれば、出席者が欠席者のフォローをしてくれるのだが、現状でそれを期待するのは難しい。そう思って、ネット上にクラス掲示板を設けて、そこに連絡事項を載せているのだが、チェックしてくれなければ何の意味もない。頼むよ、欠席者よ、反応してくれ。

演習形式の授業は自分たちが主体となって授業を作ってゆかねばならない。その自覚・当事者意識を学生たちに醸成するのに、非常に苦労している。

疲労が大きくて、15時過ぎまでほとんど何も手につかなかった。15時以降、明日の「ワークショップ1」の準備(名簿作成)。明日はキャンパス・ツアーの予定だったが、天気予報が雨なので、別メニューも準備しておく。学生同士の間に人間関係さえ構築できれば、後は勝手に学生たちが学んでくれる。この点、千里山大生のポテンシャルは高い。それまではとにかく我慢、我慢、我慢・・・。

*1:ちなみに、「ペットにするには犬、猫どっちがよいか」「安楽死は認められるか」「死刑を廃止すべきか」「高校を義務教育とするべきか」の4つが選ばれた。