Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

わざわざ買ったメロンパンは出番なし

セブンイレブンのメロンパン


木曜日は2限に「経済思想史研究(大学院)」、3限に「7期(3回生)ゼミ」、5限に「経済学ワークショップ1」とただでさえ3コマもあって忙しい上、今日は隙間の時間のすべてを授業準備(後述)でつぶしてしまったので、大学に到着するや否や帰路についたような気分だ。とても慌ただしく、せわしない。

実は今日は春学期の授業の大きな節目だった。5限の「経済学ワークショップ1」が、プレゼン練習の第1回目だったからだ。

クラス24名を3人×8班に分けて、1班あたり30分(厳守)のプレゼンを披露してもらう。吉岡秀子『セブン-イレブンおでん部会―ヒット商品開発の裏側 (朝日新書 34)』をテキストとして、今日は第1章「おにぎり」をA班が、第2章「メロンパン」をB班がプレゼンする。プレゼンのスタイルは自由。テキストの内容をやさしくかみくだいて説明するのもよいし、テキストに書かれていない関連エピソードをネットなどで調べてそれを披露するのもよい。パワーポイントを駆使するのもよいし、聴衆動員型のグループ・ディスカッションを導入するのもよい。とにかく、自分たちの責任で30分間を率いて意義ある時間にしてみよ、というのが僕が学生たちに課した課題。

今日のプレゼンがうまくゆけば、それがお手本となって、次回以降もうまくゆくはず。学生たちも楽しみながらプレゼンの準備を進めてくれるだろう。しかし、途中で茫然と立ち尽くしてしまい、「さらし者」のようになってしまったら、ムードは険悪になる。プレゼン準備は苦痛・恐怖となってしまうだろう。

不安が脳裏を去らないものだから、いざという時に備えて、おにぎりとメロンパンの実物を購入し、補助プリントなども作成しておく。結局、すべては杞憂に終わった。A班・B班とも予想以上に素晴らしいプレゼンを披露してくれて、僕の出番はほとんどなかった。B班はセブンイレブンとローソンとファミリーマートのメロンパンを持参しており、それらを聴衆に直接手にとって比較してもらうなど、随所に独自の工夫を凝らしていた。千里山大生の底力を思い知らされる。大したものだ。

7期ゼミのほうも、今日はちょっとした節目だったかもしれない。初めて2回生の見学者を迎えた。先輩としての自覚が少しくらい高まったかな? 8期生の募集・選抜は正式には秋学期に入ってからだが、実質的にはすでに始まっているよね。周囲が動き始めてからでは遅い。うちのゼミは「成績不問」「行動力最重視」を謳っているからね。*1

腹筋3セット。ゆっくりと本調子に近づけてゆくつもり。

*1:こんな宣伝も学部HPに出している。http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_eco/news/detail.cgi?id=20080522123927