Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

エレガントに叱りたい

前週の疲労を引きずりながら、新しい週を迎えてしまった。*1

1限「日本経済入門」。高度成長の終焉(ドルショック&石油ショック)からバブル発生(米レーガン政権「強いドル」政策の放棄→プラザ合意円高不況→超金融緩和)まで。理論面では円高・円安のメカニズムと購買力平価説を解説する。いくら注意をしても私語をやめない学生(1回生)がおり、「ほら、そこの三人、何回おんなじこと言わすねん!? 人の話をなめて聞いとるんとちゃうか!?」とまったく美しくない言葉を使ってしまう。もう少しエレガントに叱りたいものだ。

2限「経済学説史」。前半は、世界史未履修者のために、近世イギリス史(16〜18世紀)の復習にあてる。「高校講座世界史」をビデオ教材として用いる。授業全体のキーワードとキーパーソンを紹介した後、後半から教科書『自由と所有―英国の自由な国制はいかにして創出されたか (叢書 フロネーシス)』に進む。「序文」の解説。ネーミアの歴史学とディキンスンの歴史学の方法論上の違いを小泉構造改革を例に出しながら説明する。

昼休み、6期生N嶋さんの卒論の個人指導。

3限、ゼミ申込直前ということで、2回生2名が研究室を訪れる。現役ゼミ生の立場からN嶋さんにゼミの説明を代わりにしてもらう。

その後、出張手続きや仕事メールの返事書きなどの雑務。

今日の英会話のレッスンはなかなか手強かった。テーマは「犯罪(crime)」で、先生の掲げる様々な犯罪名を「felony(重罪)」「misdemeanor(軽罪)」「violation(違反)」に区分し、その理由をグループで議論してまとめ、グループ間で質問し合うというもの。知らない単語のオンパレードで参った。

arson(放火), burglary(こそ泥), embezzlement(横領), identity theft(パスポート偽造), vandalism(器物[芸術品]損壊), molestation(痴漢), fraud(詐欺), manslaughter(過失致死), libel(名誉毀損)...

リスニングは春学期よりかなりできるようになってきた。今日もあっと言う間の90分だった。

某学会からセッティングを頼まれている裏方仕事の指示系統が曖昧で、無駄に振り回されているような感じ。

腹筋2セット。

*1:たしかに、土日がつぶれて肉体的にしんどいわけだが、それよりもひと夏を単著執筆に注いだことによる疲れのほうが大きいかもしれない。本を読みたいという意欲がなかなか湧いてこない。こんな気分はめったにないことだ。