Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

鯨料理で大学院の新年会

昨夜なかなか寝付けず(校正作業再開で頭がヒートアップしてしまっためだろう)、寝不足のまま出勤する。終日、睡魔と戦いながらの仕事となる。

2限、経済思想史研究(大学院)。院生MTK君に修論執筆プランについてしゃべってもらう。M1も終わっていない段階だから仕方がないけれども、まだまだ絞り込みが甘い。「弱者」って何やねん? 情緒的な言葉を定義なしで使っては論文にならない。まぁ、本人に自覚症状があるから、まったく心配していないけれども。

3限、7期(3回生)ゼミ。授業としては休講だが、有志が集まる。就活をめぐる雑談。明後日の卒論報告会の裏方作業についての簡単な打ち合わせ。

出版社から単著の索引ゲラが届いた。上記以外の時間は索引と本文の照合作業に勤しむ。人名・事項とも照合を終わらせる。表記ページのミス以外にも、いろいろとたくさんの発見があった。いちばん驚いたのは、マルサスケインズと誤記していた一文が残っていたことである。これまで数十回(もう一桁上の可能性も)と読み返してきたのに、僕のチェックの目(単なる節穴)をかいくぐってこれまで生き残っていた誤記だ。索引を作成して、ケインズの項目をチェックしていたからこそ、見つかった誤記である。漫然と読み返すだけでは、見つけにくいタイプの誤記なのかもしれないが。こういうものを見つけてしまうから、「ひょっとしてまだ残っているのでは・・・」と不安になる。学術書の場合、索引の存在意義はものすごく大きくて、あるかないかで本の使い勝手が大きく違ってくる。最後まで気を抜かずにチェックしたい。

夜は院生2人と梅田で新年会。梅田の某鯨料理店にて。前々から目を付けていたのだが、小さな店なので大人数では行けないし、誰でも気軽に誘える種類の料理でもない。2人が意気投合してくれたおかげで、このたび実現の運びとなった。出てくるすべての料理がひたすらうまい。鯨の胃袋は、焼肉で言えば、超高級な「てっちゃん」。鯨肉を浮かべたうどんのだしの旨みに身体が震えた。

寝不足だったため、帰宅後、すぐに就寝する。