Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ベリー教授セミナー@東鴨川大

来日中のクリストファー・ベリー教授(イギリス・グラスゴー大学)のセミナーに参加する。

報告題目は"David Hume and Conservatism(デイヴィッド・ヒューム保守主義)"。ヒュームとバークの異同についても言及しており、僕の専門ど真ん中と言ってよいものである。英語が聞きやすかったこともあり、報告内容はおおむね正確に理解できたように思う。僕自身のバーク理解および保守主義理解が単著出版とともにかなり明確化されたこともあり、細部については異論を覚えることも多かった。政治思想史研究と経済思想史研究の問題関心および研究視角の違いが根底にあるように思う。当然、いろいろと質問したかったが、他のセミナー参加者からの質問が活発で、ベリー教授の返答も非常に懇切丁寧(≒長時間)だったものだから、時間切れとなってしまい、セミナーの最後に短い質問を一つできただけだったのが悔やまれる。

僕の英語は相変わらずの関西弁英語だったけれども、自分の言いたいことが相手に伝わり、相手の言いたいことが自分に伝わっているから、これでええねん。

懇親会の後、院生M君と飲みの続き。YSS報告の準備状況などを訊く。そのまま酩酊。