Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

M井ミル論と扇町プール

一昨日の大学院(博士課程)の授業は27日に順延になった。その日に読み進める予定だった分益農・入札小作人に関する章はミル『経済学原理』の中でもとりわけ無味乾燥で読みづらく、予習も不十分だったため、ある意味助かった。もう少し入念に予習しておきたかったのだ。

そこで午前中は大学院の先輩でもあるM井さんのミル論(『マルサス派の経済学者たち』所収)を精読する。9年前に公刊された論文集の中の一章で、僕自身も一章を寄稿しているので、当然のことながら9年前に一度読んでいるわけだが、改めて読み直すと以前とまったく異なる印象を受けた。ミルのコティエシステム(入札小作人制度)観を読み解くためのヒントに満ちている。たいへん興味深い論文だ。

ここ一、二週間、運動不足から来る身体のダルさがフラストレーションの種だったので、午後からプールで泳ぐことに。西京極のアクアリーナに行きたかったのだが、タイム測定会とやらで一般利用ができない模様。どうしても泳いでダルさから解放されたかったので、扇町プールまで足を伸ばす。

硬直気味の各部位に対して「目覚めよ!」とばかりにゆっくりと捻りを加える。これが何とも気持ちが良い。プールも日曜日のわりには比較的空いていて、思う存分泳ぐことができた。

帰宅後、ふくらはぎや背中やわき腹に心地よい痛み。