Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

夕食前の銭湯

昭和・大正・明治のラガーが勢ぞろい


休日ではなく自宅研修日とする。

午前中は、昨日の続きで、日本経済入門の期末試験の作問。

昼食後、大学院(博士課程)のテキストでもあるミル『経済学原理』の第2編第11〜16章(残り2回の授業の輪読分)をじっくりと読む。いわゆる賃金論・利潤論・地代論にあたる。当然のことだが、一読しただけで理解できる代物ではない。しかし、理解できないことにすっかり慣れてしまったせいか、理解できないことがただちにストレスにつながるわけではない。むしろ、靄の中にいるのだが、時間の経過とともに少しずつ靄が晴れてきて、うっすらと視界が開けていく時の心地よさに近いものを味わっている。ただ、同じ「わからない」にしても院生と同じレベルの「わからなさ」では彼らに失礼なので、関連文献を渉猟して、頭一つ分くらいは高いレベルの理解で授業に臨みたい。

先行研究を調べてみたが、ミルの場合、賃金論・利潤論・地代論といった経済理論的主題を真正面から扱った研究文献は、思っていたほど多くない。社会主義論や功利主義論などの思想史的主題を扱った研究文献が圧倒的に多い。僕個人としては、スミスおよびマルサスとの継承関係で、利潤論に少なからず興味を持っている。ミル研究についてはまったくの門外漢だが、意外に研究し尽くされていないようだ。新規参入の余地が残されているかも?

往復の通勤時間3時間強を心身のリハビリに使えることはやはり大きい。夕食前に銭湯につかりに行くという小さな贅沢を味わう。たっぷり1時間楽しんだ。

就寝前に7期生I原君からメールが届く。インフルエンザを患ってしまい、明後日の卒アル写真撮影は欠席せざるをえない、とのこと。本当に残念だけど、仕方がない。スターティングメンバー全員が揃った卒アル写真って、撮るのが本当に難しい。途中脱落者・病欠・遅刻などが必ずと言ってよいほど出てしまう。実は3期生だけなんだな。スターティングメンバー全員が揃った卒アル写真は。

ダンベル2セット、腹筋2セット。