Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

真如堂

真如堂のネコ


2日連続のフルタイム勤務(+久々の飲酒)であったが、一夜明けても体への影響はなく、ほっとした。

月・火・水と3日連続で大学に行き、明日も修士論文の口頭試問のために出校しなければならないので、今日は自宅で過ごすことにする。

午前中は科研成果報告書のための原稿を書く。何とか脱稿する(細かい字句の修正がまだ残っているけれども)。タイトル(仮)は「生存権福祉国家・共和主義――バークとペインの論争を再考する――」とした。

仕事は午前中で打ち止め。天気が良く、気温も比較的高いので、午後は体力回復のためにやや大規模な散歩を試みる。自宅(出町柳)を出発点に、今出川通白川通丸太町通河原町通で囲まれた四角形をゆっくりと散歩する。

途中、真如堂に立ち寄る。トイレがきれいで驚いた。しかも便器はTOTOでもINAXでもなくPanasonicだった。8期ゼミのテキストである奥井真紀子・木全晃『ヒットの法則2(日経ビジネス人文庫)』を読んで、Panasonicのトイレ(アラウーノ)がヒットしていることを教えられたが、その事実をこの目で確かめた。

真如堂から少し歩くと、「京都大学医学部」の文字が似つかわしくない奇妙な空間に遭遇した。「なんでこんなところに京大医学部?」と不思議に思ったが、その空間の入口には「京都帝國大學醫學部納骨墓地」と書かれたいかにも古そうな金属プレートが埋め込まれていた。なるほど。こんなのがあったなんて、全然知らなかった。

古書店寺山修司『思想への望郷』と日野啓三『聖家族』を買う。日野の作品を読んでかれこれ20年になるが、『聖家族』の実物を目にしたのは初めてで、かなりびっくりした。『あの夕陽』の単行本も『聖家族』の隣にあったが、そっちは文庫本で持っているので、買うのは我慢する。

寄り道が多かった(「らんたん」にも立ち寄り、大将にお見舞いに来ていただいたことの礼を述べた)ので、正確な時間はわからないが、かなりゆっくり歩いた(小走りが怖くて黄色の信号はすべて立ち止まった)ので、四角形を一周するだけでも1時間半くらいはかかったのではないか。退院後、初めての超距離・長時間歩行だったが、ちょうど気持ち良いくらいに疲れてくれた。格好のリハビリになったと思う。

焦りは禁物。少しずつでかまわないので、確実に体調を戻してゆきたい。

腹筋3セット。BGMはこれ。

飛翔伝説

飛翔伝説