2月9日の日記で「マックユーザーへの復帰を決意する」*1と書いた。注文したマックは3月上旬には研究室に届いていた。しかし、なかなか梱包を解くことができなかった。病気入院以来、体への負担を考えて、「明日できることは今日しない」を心がけてきたので*2、ずっと延ばし延ばしになっていた。実際、3月は座禅会、卒業式、国際シンポジウム、大学院修了式、東京出張・・・と中旬以降予定が目白押しで、まとまった自由な時間がなかなか得られなかった。研究室の大掃除をして、パソコン机を置くためのスペースを作ることを先決だった。隙間の時間を利用してそうした作業を少しずつ進めて、授業なし日の本日、ようやく梱包を解いた。
いやぁ、さすがに感動。何せ、10年ぶりですから。OSの立ち上がりの速さが全然違う。シンプルでありながらも洗練されたデザイン。かわいらしいインターフェイス。これこそマックちゃん。ネットワークにはまだつながっていないが、OfficeやATOKをインストールするだけで、全身が昂揚感に包まれる。まるで昔の恋人との再会だな、これは（笑）。今回は、目や肩への負担を軽減するために、24インチのディスプレイを別途購入して、ノートにつないで使用できるようにした。もちろん、2画面を同時に使用することもできる。さっそく試してみたが、これが何とも便利なのだ。
2000年までおつきあいしていたマックちゃんの愛称は「銀ちゃん」だったが、今日からおつきあいする新しいマックちゃんにはどういう愛称をつけようか？ 考えるだけでも楽しい。
帰りに梅田のヨドバシに立ち寄って、Magic Mouseを購入する。マウスもほんまにかわいいなぁ。
金曜日の授業（院・博士）に備えて、電車の中でＪ・Ｓ・ミルの勉強。馬渡尚憲編『経済学の現在―マルクスの射程からV.3』に収録されている佐々木憲介さんのミル論を読む。限られたページ数にミルの思想の経済思想のエッセンスがとても手際よくまとめられていて勉強になった。
*1:http://d.hatena.ne.jp/nakcazawa/20100209
*2:そのため「乱読ノート」の更新も止まったままである。
