Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ミルトン・フリードマン

休日。午前中はのんびり、ぼんやり、だらだら、ごろごろ過ごす。

正午をだいぶ過ぎてから始動。明後日の「経済学説史1」でミルトン・フリードマンの思想の中核部分を講義するので、その準備に勤しむ。

生涯と思想(理論&政策)を何とか1コマで講義できる分量(A4で1枚が目安)にまとめたいのだが、説明しなければならないトピックや概念があまりに多いので、取捨選択に手こずる。ユダヤ系、苦学生、ミル『自由論』を愛読、親日家、歴代大統領との関係、チリ軍事政権との関係、シカゴ学派、経済学方法論、大恐慌観、フィリップス曲線(短期・長期)、貨幣錯覚、自然失業率、恒常所得、貨幣数量説、k%ルール、マネタリズム、変動相場制度、負の所得税、教育バウチャー、麻薬合法化、徴兵制反対、アファーマティブアクション反対、etc. 何とかA4で1枚にまとめあげた。最初は面倒に思うのだが、次第に自分の脳内の混乱が整理されていくので、やっていて気持ちの良い作業である。やっているうちにだんだん楽しくなってくる。以下に掲げる以外にもたくさんの参考文献を利用した。

最強の経済学者 ミルトン・フリードマン

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対話でわかる 痛快明解 経済学史

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ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう

ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう

経済学の知恵―現代を生きる経済思想

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コア・テキスト経済学史 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

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福祉の経済思想家たち

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市場主義のたそがれ―新自由主義の光と影 (中公新書)

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【2583】 ダンベル4セット。BGMはこれ。

ライヴ・イン・マニラ [DVD]

ライヴ・イン・マニラ [DVD]

日本盤は未発売だが輸入盤で入手。新ヴォーカリストArnel Pinedaの母国フィリピンでの凱旋ライブを収録。2時半にも及ぶ長尺のセットリストはほぼgreatest hitsと言って良い内容で(Who's crying nowが欠けている程度)、聞きたい曲はほぼ網羅されている。Arnelのヴォーカルについては初めて聞いた時からまったく違和感を覚えない。ヴォーカリストとしての実力はSteve Perry以上だろう(PerryはメロディメーカーとしてもJourneyに多大な貢献をしているので、その点は抜きにして)。バンドの調子も絶好調で、文句のつけようのない素晴らしい演奏に圧倒される。絶対に「買い」である。