Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

非常勤の採点

午前中は(昨日無印で買った)ポリプロピレンストッカーを設置していたら終わってしまった(ような感じ)。

午後は京都駅前の大学コンソーシアムで科研「野蛮と啓蒙」研究会。しかし、5限目に試験監督業務が当たっている関係で、14時半に中座を余儀なくされる。雪が舞う中、20時過ぎに帰宅する。

晩ご飯の後、非常勤(京大「経済哲学」)の期末レポートの採点を行う。無事に終了。

隙間の時間を利用して、Richard Bourke,“Burke, Enlightenment and Romanticism”を読んだが、期待していたような収穫は得られなかった。その代わり、この文献が大いに役立ちそうだ。

Family Feuds: Wollstonecraft, Burke, and Rousseau on the Transformation of the Family

Family Feuds: Wollstonecraft, Burke, and Rousseau on the Transformation of the Family

この文献を通じて初めて知ったのだが、バークは1781年6月15日の下院で「1753年婚姻法」――両親の承諾を得た21才以上の男女のみに結婚を制限するハードウィック卿の婚姻法が1753年にイングランドで可決された(ただしスコットランドには適用されない)――を廃止する法案*1に反対する演説を行ったらしい(p.77)。これは詳しく調べてみると面白そうだ。

【10599】

*1:男性は18歳、女性は16歳に達すれば、親の承諾なしで自由に結婚できる、という内容。