毎日文化センターの次回講義は9日なのだが、6日から8日まで広島出張(地方入試)なので、5日までに講義ノートを完成させる必要がある。マルクスは過去のどの講義でも扱ったことのない対象なので、講義ノートのストックが皆無で、ゼロから作成している関係上、予想以上に時間を要している。来年度の「経済学説史2」でマルクスを扱うことにしたので、その時のためにも、今のうちにしっかりとした講義ノートを作っておきたい。自分なりに納得できるストーリーに乗せてマルクスの経済学説を解説したい。ただ、残された時間が多くないので、あまりのんびりもしていられない。
ようやく今日「疎外論」をまとめ終わった。明日は「搾取論」である。PCがダウンしたので、大学の研究室で眠っていた旧機を自宅に持ち帰り、1年ぶりに動かしてみた。動作は相変わらず鈍いが(特にインターネット)、機能的には問題がない。今日も明日も講義ノート作成を進められないようだと、本当に困るところだった。緊急事態だけに、とてもありがたかった。今日のこのエントリーも旧機で書いている。
かなりたくさんの参考書に目を通しているが、意外に面白かったのがこれ。マルクスからブルデューやエリアスに進むとは驚いた。随所に独自の工夫を感じる。文章も平易でわかりやすい。著者は本当に多芸多才な方だ。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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