終日、研究室にて科研論文の執筆。無事に脱稿し、T中先生にファイルを送信する。
今回の論文「マルサスのペイン批判の知的文脈」は本当にしんどかった。過去、一、二を争うほどの難産だった。今年になって脱稿した論文は今日のもので5本目になる。10か月で5本だから、2か月で1本書いている計算になる(2012年は公刊論文ゼロで仕込みにあててたから厳密な意味で2か月に1本ではないが)。さすがに執筆時間の制約が厳しく、体力的限界に近い。
今回の論文は過去5回もの下報告を行っている(2012年1月28日、3月29日、6月9日、7月16日、9月7日)。執筆を開始した時期はかなり早かった。それにもかかわらず、なかなか完成にこぎつけなかったのは、途中からマルサスのペイン批判の知的文脈としてスコットランドの系譜(ヒューム)のみならずイングランド(ケンブリッジ)の系譜(ペイリー)も重視するようになったため。*1知識の蓄積のない後者の論点の執筆に予想以上に手間取ってしまった。これはご褒美だな。
何はともあれ、間に合った。結果オーライ。明日の授業を乗り切れば、学園祭絡みで6日間連続で休める。論文執筆に専念していたせいで、返信が滞っているメールがたくさんある。休みを利用して少しずつ返信することにしよう。
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