エジンバラには"Capital Christmas"と呼ばれる冬のイベントがあったが、シドニーにも"Vivid Sydney"と呼ばれる冬のイベントがある。これはシドニーの冬を彩る光と音楽の祭典で、市内の様々な会場で開催される。さながら神戸ルミナリエのシドニー版と言ったところか。こちらに来るまでまったく知らなかったが、それもそのはず、2009年に始まったばかりの比較的歴史の浅いイベントなのだ。そうではあるものの、シドニー市民の生活にもうすっかり根付いているようだ。年々規模が大きくなり、会場も増えているらしい。シドニー大学のキャンパスは今年の会場の一つ。Rodさんから誘われて、一緒に観に行った。
シドニー大学のシンボル的な建物であるThe Quadrangleをスクリーンにして、見事なライティング・ショーが繰り広げられた。色づかいが日本とずいぶんと違うという印象を受けたが、夜に目にする「太陽の塔」と何となく雰囲気が似ている気もする。原住民アボリジニーに関係する映像が多く見られた。
1時間ほどVividを観た後、Rodさんがチョイスしてくれたネパール料理店で一緒に夕食をとる。ここでようやく（笑）仕事モードに。拙論（ケインズ＆マルサス）改訂のための貴重なコメントを数多くいただいた。また、構想中のケインズ論（ケインズ＆バーク）についても、有益な示唆を頂戴した。本当にありがたい。
とても楽しく有意義な時間を過ごさせていただいた。
