Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

Mary Poppins

そして、いざ劇場へ。Parramatta川のほとりに立つRiverside Theatreという名前の劇場で、Mary Poppinsが上演される。中に入ってびっくり。たいへん美しくて立派な劇場だ。客席は満員。ディズニー映画がベースの舞台なので、客席には子どもの姿も多い。自分の席は前から8番目のセンター右で、舞台全体がとてもよく見える。

当然ながら、生オーケストラ。

結論から書くと、これまでの人生で観たなかで間違いなく最高の舞台だった。こんなすごい舞台をたった48ドルで見せてもらえるなんて、まるで夢のようだ。

演劇と言えば、ロンドンかニューヨークが本場だが、シドニーもまったく負けていない。少なくとも今日の舞台は、僕自身がロンドン(We Will Rock You)やニューヨーク(Beauty and the Beast)で観たものよりもはるかに素晴らしかった。

台本・演出が素晴らしいのは当然として(大人も子どもの楽しめる良質のファンタジー)、それに加えて、特に女優2トップ(Penny McNamee as Mary Poppins、Kate Maree Hoolihan as Winifred Banks)の実力が、言葉を失ってしまうほどの、信じられない高さであった。Penny McNameeさんは立ち姿勢だけでも畏怖するほど美しく、公演中ずっと見とれていた。公演終了後も、感動の余韻が残り、体が震えっぱなしだった。語彙が貧弱で申し訳ないが、本当にすごい舞台を観てしまった。

女優2トップのサイトはこちら。

http://pennymcnamee.com/

http://katemareehoolihan.com/

これを見ると、Pennyはニューヨークとシドニーを行き来し、両方で活躍されているようだ。上演中の舞台写真は撮影が禁止されているので僕個人のものはないが、Kate Mareeのfacebooksに何枚かアップされている。

この舞台を観られただけでも、在外研究先にシドニーを選んだかいがあった。そう実感できる一日であった。