Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

帰国後の研究計画を考え始める(シドニー95日目)

今日の昼食


昨日と同様の曇天。やや肌寒いけれども、紫外線を気にせずにすむのがありがたい。一晩寝ても昨日の疲労が抜けず、仕事のペースはいまいち上がらない。そのわりにお腹のほうは普段よりも減って、第二の学食でfuncy chicken burgerをchips付きで注文する。11.5ドル。

これまで5〜6種類の異なる仕事(論文執筆)を同時に進めてきたが、滞在できる実質日数が40日を切り、いくつかの仕事はシドニー滞在中に仕上げられないこと(日本へ持ち越すこと)が確実になってきた。それらをいつ(初期段階=初稿として)仕上げるべきか、後回しにしても支障の生じないものはどれか、締切とにらめっこしながら、整序してみる。この作業はけっこう大切だ。「仕事Aの次に仕事Bを持ってきたほうが効率良く書ける(Aの成果をBに利用できる)」という場合が案外多いのだ。また、帰国後は授業と校務に追われ、まとまった研究時間を確保することが困難になる。細切れの時間でもできる仕事は帰国後に回し、シドニーではまとまった時間がないと難しい仕事を優先するほうがよい。

思案した結果、今年12月の経済学史学会関西部会での報告を希望することにした。シドニー滞在中に仕上げられそうにない仕事のうちの一つを、どうしても今年のうちに(初期段階として)仕上げておきたいと思ったからだ。学会報告を希望することで、自分の行動に縛りをかけることにした。帰国後、年内は、その報告の準備と経済学方法論フォーラムの成果論文の執筆の二つが、研究での主たる仕事になる。

今日は6月2日以来の観劇日。ParramattaのRiverside Theatreで19時半開演だが、17時過ぎに疲れ果ててもう何もできなくなっていたので、仕事を切り上げて、早めにParramattaへ向かうことにした。夕方になって晴れてきた。夕闇迫るRedfern駅。

シドニーの帰宅ラッシュを初めて経験する。日本ほどではないが、それでも駅・電車はかなりの混雑模様だ。

あまりお腹は減っていなかったけれど、18時前にParramatta駅へ到着してしまい、1時間以上つぶす必要があったので、以前にも利用したことがある駅前のChinese Restaurantに入って、ワンタンメンを注文した。過去2回はご飯ものを注文して、なかなかおいしかったが、今回は趣向を変えて麺類を試してみた。ところが、これが想像を絶するまずさ。輪ゴムのような麺。コクのないスープ。これまでシドニーで食べたものの中でワーストと言ってよい。こんなひどいもの(Matthew流に言えば"rubbish")に対して10.8ドルも支出するはめになったことがひたすら悔やまれる。

気分に暗雲が立ち込める。お芝居のほうも「外れ」てしまうのか?