Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

漢舞

漢舞


現在、nakcazawaゼミには、4・3・2回生各学年に1人ずつ、よさこいサークル「漢舞」のメンバーが在籍している。おそらくそうした今の流れを作ったのは4回生(13期生)のMN君だろう。彼は1回生の時、僕が担当するワークショップ(入門演習)の学生で、そのまま専門のゼミに入ってきた。彼は「漢舞」のリーダー(部長?)で、彼の人望が3回生のK本さんを引き寄せ、そのK本さんの存在が2回生のM岡君を引き寄せたようである。もちろん3名ともゼミ活動にとって欠かせない優れた人材だ。

今日は学園祭期間&祝日だったが、K本さんにとって引退前の最後のステージということで、彼女から「ぜひ見に来てください!」と請われたので、見に行った。日頃の研鑽がうかがえる、ショーマンシップにあふれた、迫力満点の素晴らしいステージだった。100名を超える大所帯を束ねたMN君の力量にも、1年遅れになってしまったが、大いに感心した。

せっかく大学まで足をのばしたので、ステージの前後の時間は研究室で金曜日の授業の予習に充てる。今週の金曜日から「経済学説史」では『保守的自由主義の可能性』をテキストとして使用するので、レジュメを一から新たに作成する必要があるのだ。

保守的自由主義の可能性―知性史からのアプローチ―

保守的自由主義の可能性―知性史からのアプローチ―

自分が編集した本ではあるが、改めて読み返してみて、たいへん力強い本に仕上がっていると感じた。どの章も対象となる思想家とがっぷり四つに組み、その思想の現代的意義を引き出そうと渾身の力をふりしぼっている。それが成功しているかどうかは、読者の判断にゆだねるしかないが、類書でなかなか見られない本書のエネルギーをぜひとも感じていただきたい。