Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

母が肺気胸で入院する

疲労困憊の毎日を送った今学期の各授業も残り3回。ゴールが見えてきた。先週初頭くらいまで便秘、足のむくみ、手のしびれに苦しめられたが、半ばくらいからすべてが少しずつ癒えつつある。やはりストレス性だったのか。

来年3月15-17日に国際アダム・スミス学会の年次大会が東京大学で開催される。

https://smithsociety.org/conferences/

https://smithsociety.org/2020-tokyo/

8月10日がエントリーの締切なので、残り1か月ほどとなった。実は全然準備ができていない。8月10日の時点で報告原稿(フルペーパー)を完成させる必要はなく、600 wordsの要旨(abstract)を提出すればよいわけだが、英語だとそれでもけっこうな分量である。「こんな感じのことを考えている」といったぼんやりとした方針だけでは600 wordsに全然足りない。例えば、一昨年にErasmus Journal for Philosophy and Economics誌に掲載された拙稿の要旨はこれなのだが、118 wordsしかない。

In his biographical essay on Malthus, Keynes highly praised Malthus’s early short pamphlet, High Price of Provisions. Yet there have been remarkably few commentators who have paid attention to High Price of Provisions; and fewer have taken notice of two underlying but importantly related problems hidden in Keynes’s analysis of this pamphlet. This paper attempts to resolve these problems by providing a more comprehensive explanation for Keynes’s discussion of High Price of Provisions than Keynes himself. Not only does this paper reinforce the idea that Keynes discovered the concept of effective demand by reading Malthus, but it further proposes that Keynes would have seen other parallels between himself and Malthus, including their methods of approaching practical economic problems.

600 wordsはこれのおよそ5倍に相当するわけで、さすがに数日で書ける代物ではない。そろそろ準備を始めないとやばい。そんなわけで今日は出勤前に1時間ほど机に向かい(子どもたちがいなくなったので)、国際スミス学会の英文要旨を試し書きする。

3限、18期(3回生)ゼミ。4限、授業準備。5限、ワークショップ。

妹から珍しくメールが届く。何となく良くないニュースのような予感がしたのだが、案の定、(実)母が肺気胸で入院したとのこと。昨日の夜に電話で話した際、少し咳き込んでいたので、(僕自身もかかっている)呼吸器内科の受診を勧めたのだが、早速今日の夕方に妹に連れられて診てもらったらしい。レントゲンを撮って一発で肺気胸であることが判明。(僕の肺は母からの遺伝だったみたい。)75歳になる母にとっては肉体的にも精神的にもしんどい入院だと思うが、幼い孫2人のためにも、まだまだ元気でいて欲しい。明日は仕事を休んで駆けつけなければならない、と思ったが、まだその必要がないことを妹から告げられたので、妹には本当に申し訳ないが、その言葉に甘えさせてもらうことにする。

【6349】

大学院入試

日曜日だが大学院入試のために出勤。午前中はその面接官を務める。午後は研究室でマルサス学会年報のゲラ校正(再校)。15時半に仕事を切り上げ、17時に帰宅。

アクセス解析を見ると、毎日200前後のアクセスがあるのだが、とてもそれだけの価値があるとは思えない平凡な日常を書き連ねるばかりのエントリーで、読者の皆さんには申し訳ないかぎり。

【7729】

出町商店街の七夕夜店

14日ぶりの休日である今日は、妻の許可を得て「ぐうたらデー」に。目覚めたのは10時半。昨夜から10時間爆睡させてもらった。午前中、妻子が外出していたので、目覚めてからもしばらくの間、ぼんやりと過ごす。楽しい。幸せ。どれだけ疲れてたんだ、俺?(苦笑) 午後は息子とプラレールで、娘とひらがなポーカーで遊ぶなど。夕方から家族四人で外出。近所の出町商店街の七夕夜店へ。

f:id:nakcazawa:20190706223612j:plain

f:id:nakcazawa:20190706223627j:plain

今日一日で心身ともにかなり回復した。

一昨日(7月4日)の日記に記した新しい共同研究(科研費申請)プランだが、無事に5名で立ち上げられることになった。

【4289】

referee report提出

会議はなく、授業も5限の大学院のみ。某海外ジャーナルから依頼された論文査読のreferee reportに集中的に取り組めるのは今日くらいしかない。16時前に無事に完成させ、editor宛てに送信。締切(7月15日)を遵守。これで大きな仕事を一つ片づけた。

この海外ジャーナル(権威ある有名誌)にはまだ拙稿を載せた(投稿すらした)ことがない。次回このジャーナルと関わりを持つ際には、論文の査読者としてでなく寄稿者として関わりたいものだ。

明日は6月22日以来、14日ぶりの休日である。心待ちにしていた。堪能したい。

【5864】

無理はせず

体力温存のため、今日も普段より少し遅く、9時半過ぎに家を出る。11時過ぎに大学到着。1時間ほど授業の予習。12時過ぎから16時前まで会議2つ(入試関係&研究推進関係)。5限、経済学説史。6限、17期(4回生)ゼミの補講(リピート)。

山積している仕事がいっこうに片付かず、正直なところ内心かなり焦っている。しかし、一時のあの猛烈な疲労感が再発するとすべてがストップしてしまうので、体調・体力が回復するまで無理はできない。ペースダウンを、ストレスから離れてぼんやりする時間を増やすことを、心がけている。

先週末に沖縄でYSKWさんの報告の司会を務めたことから浮上した共同研究(科研費申請)プランだが、ここ2日ほどで一気に具体化してきた。3名は確実だが、できれば5名で進めたい。残り2名から正式な返事を待っている。

【5623】

半休

本当に疲れが醜くて、強制的にでも休日を確保しないとやばい感じがしている。今日は会議がなく、授業のほうも5限の17期(4回生)ゼミだけなので、半休とする。授業準備時間を考慮に入れても、自宅を出るのは13時過ぎで十分な余裕がある。

息子の最近のマイブームはこんなふうにミニカーを整列させること。見ているだけでつい表情が緩んでしまう。

f:id:nakcazawa:20190702194505j:plain

学会出張等で休日出勤が多く、子どもたちと一緒に過ごす時間が激減している。そこで今日は近所の吉田児童館のイベント「はとぽっぽクラブ」に(普段は妻が連れて行っているが)僕が連れて行くことにした。10時過ぎから12時過ぎまで児童館で過ごす。自宅で昼食後、大学へ。

5限の17期ゼミ(沖縄土産あり!)は、19名中18名出席。前回からゼミの時間を使って卒論の冒頭部分(はじめに)を執筆してもらっているが、この新しい指導法はかなり効果が高い感じがする。来年度以降も踏襲したい。

20時前までメール処理などで残業。4日間、溜め込んでいたので。

帰宅後、ホームページを19期生スタートアップモードへと更新する。

【7051】

19期生顔合わせ会&歓迎会

3限、18期(3回生)ゼミ。5限、ワークショップ。

昼休みに新ゼミ生(19期)の顔合わせ会を、夜に歓迎会@カフェ・ゲリラを行なった。*1あくまで第一印象だが、19期生はこれまでのどの学年とも雰囲気が違う。男子比率が過去最高(14/16)ということもあるのだろうが、ガタイの良い体育会系が多く、しかも成績も良くて文武両道と来たものだから、良い意味で「圧の高い」学年なのである。

ゼミ長はアメフト部でレギュラー選手のKNST君が自分から手を挙げてくれた。面接の時から非常に好印象の学生だったが、さっそく行動で示してくれた。恒例の自己紹介動画はそのKNST君が第2位、IENG君が第1位に輝き、表彰した。

f:id:nakcazawa:20190702155940j:plain

さて、これからどんな2年半になるのやら。楽しみである。

【8135】

*1:沖縄出張の翌日で疲れ切っていることが予想できたので、本当は先週の月曜日(6月24日)に行いたかったが、こういう場合にかぎって全学の重たい会議を昼休みに入れられてしまい、翌週に回さざるをえなかった。

マルサス学会理事会&第29回大会@沖縄国際大学

昨日の午前に理事会があり、昨日の午後から今日にかけての一日半(6つのセッション+総会)が大会である。懇親会(沖縄料理店)を含めてフル参加した。僕は6セッションのうち1セッションで司会、4セッションで発言(質問)し、我ながら大活躍したのではないか。YSKWさんと科研費申請の相談ができたことも収穫である。

次期会長にFKDさん、次期専務理事(事務局)にはMTMTさんが選出された。MTMTさんは僕の元教え子だが、学会内で着実に地保を築いており、それは素直にうれしい。

沖縄国際大学が会場校ということで、初日のコーヒーブレークの時間を長めにとり、校舎屋上から普天間基地を眺めたり、ヘリ墜落資料室を見学するなど、プラスアルファのアクティビティーも充実していた。

f:id:nakcazawa:20190701151215j:plain

f:id:nakcazawa:20190701152550j:plain

f:id:nakcazawa:20190701152402j:plain

学会にフル参加したために観光時間はゼロ。おまけにたいへん暑くて、体力的にばててしまったが、それでもとても充実した沖縄出張であった。慰労会を兼ねた打ち上げ(後夜祭)に参加したかったが、明日の授業の関係でどうしても今日のうちに帰宅する必要があり断念する。23時半に帰宅。さすがに長旅で疲れた。