Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

今学期最終週の授業

いよいよ今学期の最終週(15回目)の授業。

3限、18期(3回生)ゼミ。沖縄合同ゼミ前の総仕上げ・・・と言ってもプレゼンの完成度は低く、ようやくテーマが決まった程度。本番まであと10日ほどしかない(しかもその間の大半は期末試験)のだが、果たして大丈夫だろうか。

5限のワークショップは質問タイムとして研究室に待機していたが、結局誰も来なかった。休講ではないのだがなぁ。もっと教員を上手に利用して欲しい。

合間の時間はひたすら仕事関係のメール処理。経済学史学会の企画交流委員会と常任幹事会、沖縄合同ゼミ、経済学方法論フォーラム、4回生のゼミ生の卒論執筆プランへの返信、等々。

【7135】

ひらがなポーカー

午前中は参議院選挙の投票に行き、そのついでに近所のスーパー(ライフ)で買い物をすませる。午後は、妻と息子の昼寝中、娘とオセロとひらがなポーカーで遊ぶ。

ひらがなポーカーBOOK ([バラエティ])

ひらがなポーカーBOOK ([バラエティ])

オセロの場合、普通にやるとどうしても大人と子どもの能力差が出てしまい、たまに娘を勝たせてやるために親のほうが手を抜かねばならないのだが、ひらがなポーカーにはそういう気遣いは不要。勝ち負けなどどうでもよく、ゲーム中の大笑いのほうが主役だからだ。今日やった「ひらがな宝さがし」は特に面白くて、引いたカードに書いてあるひらがなで始まるものを探して持ってきて、いちばん初めに持ってきた人が勝ち、というゲーム。最初に娘が「そ」のカードを引いたので、僕が掃除機を探して運んで来て、僕が勝ってもお互いにお笑い。「は」の時は娘がすぐに「はぶらし」を持ってきて、僕が負けてもお互いに大笑い。楽しかった。一通り娘と遊んだ後、僕は散髪に。夕食は家族で近所の焼肉店「なり田屋」へ。

報告要旨の英文校閲が戻ってきたので、さっそく国際アダム・スミス学会のエントリーをすませる。ここのところあまりにも多忙な毎日が続いていたため、一時は暗雲がたちこめたが、隙間の時間をフル活用して作業を地道に進め、最終的には8月10日の締切まで2週間以上も時間的余裕を残せた。

【2472】

ボリショイサーカス@島津アリーナ京都

ロシアのボリショイサーカスが今日から京都に来ており、家族4人で見に行った。サーカスは3年半前に木下大サーカスを大阪まで家族(当時は3人)で見に行ったが、それ以来となる。

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サーカス初体験の息子は最初から大興奮だったが、興奮で疲れてしまったようで、2時間の公演時間の半分くらいは(かなりの大音量だったにもかかわらず)眠っていた。サーカス初体験が3歳半だった娘と比べると、息子はまだ2歳4か月だから仕方ないかな。

木下と比べると、オートバイショーのような超ど派手なアトラクションはないものの、さすがロシアと言うべきか、動物ショーがたいへん充実していた。猫をあそこまで調教するのは大変だろうな。また、衣装の早変わりがすごくてビックリ。

娘のトイレに付き添った際、娘は僕を待たせたまま別の通路から一人勝手に席へ戻ってしまい、僕はトイレの近くでひたすら娘を待っていたため、いちばんのお目当ての空中ブランコを家族で一人だけ見ることができなかった。父親の悲哀と言うべきか。

遅めの昼食を河原町御池の中華料理店「雄」でとったが、そこで食べた麻婆丼がとてもおいしく、空中ブランコを見れなかった悲哀はそこで埋め合わせられた。

【2501】

原稿執筆に励む

国際スミス学会のエントリー準備が遅れているせいか、ついに夢に出てきた。夢の中でも僕は原稿(英語)を書いており、なかなか進まなくて頭を抱えている・・・というところで今朝は目覚めた。

今日は会議がなく16時まで自由に使える超貴重な日。研究室で国際スミス学会のエントリー原稿の執筆に励む。英語で書くとなると、どうしてもまとまった時間が不可欠なのだ。もちろん未完成だが、今日一日でかなり進んだ。

5限、経済学説史。6限、17期(4回生)ゼミの補講。

【7663】

新しい共同研究プロジェクトがいよいよ始動

ほぼ終日(17時まで)、某会議。さすがに長い。疲れる。しかし、国際スミス学会のエントリー準備(報告の構想を練る→600 wordsの要旨作成)がかなり遅れているので、20時前まで残業に励む。

エントリー締切は8月10日だが、6-10日に18期生との沖縄遠征(沖縄国際大学との合同ゼミのため)の予定が入っているので、仮に英文校閲をスキップするにしても(本当は良ろしくない)、直前の追い込みができない状況にある。またしても時間との戦いである。

7月6日の日記にも記したが、新しい(科研費申請)共同研究プロジェクト「植民地インドをめぐる思想史」(仮)がスタートする。メンバー5名の顔合わせ会を兼ねた第1回(予備)研究会を8月30日(金)に千里山大学東京センター(JR東京駅に隣接)で開催することが決まった。いよいよ始動である。かつての「バーク研究会」のように充実したプロジェクトにしたい。

【6853】

卒論指導の大改革

午前中は民医連で検査&問診、午後は某会議と5限の17期(4回生)ゼミ。

この日記ですでに断片的に記してきたが、今年の4回生(つまり17期生)から卒論指導の流れ・方法を抜本的に変えている。以前は基本的にこんな感じだった。

  • 個人執筆を原則とする。
  • 3回生の2月初頭までに卒論執筆プランを作成・提出する。それによって3回生秋学期のゼミの単位が認定される。
  • 就活ピークにあたる4回生春学期については、説明会や面接等のためにどうしても出席率が悪くなりがちで、地元に戻って就活するゼミ生も一部おり、そうした事情を鑑みて&各自の主体性を信じて、授業(就活相談と卒論書き方講座が中心)への出席は任意とする。各自が先のプランにもとづいて自分のペースで卒論初稿の執筆を進めることとする。
  • 4回生秋学期のゼミ開始までに卒論初稿12000字を提出する。それによって4回生秋学期のゼミの履修が認められる。
  • 4回生秋学期のゼミは卒論の中間発表に充てる。ゼミ生による相互チェックの場とする。

3年前くらいまではこのやり方でうまく行っていたが、一昨年あたりから突然うまく行かなくなった。プランを提出してから初稿提出直前まで(就活を格好の口実して)まったく勉強しないゼミ生が急に目立つようになってきたのだ。そもそも費やした時間が少なく、「少しでも良いものに仕上げたい」という情熱にも乏しい(=「単位さえあればいい」と考えている)わけであるから、当然のことながら、卒論の最終的なクオリティも著しく低下した。卒論報告会の開催を躊躇し、やがて断念するにいたった。具体的には15期、16期である。*1

このようなゆゆしき事態を受けて、就活中も学びから離れさせないこと、就活と同時進行で卒論のことを継続的に考えさせることの必要性を強く感じるにいたった。また、卒論のクオリティを引き上げるために、ゼミ生の興味を過度に尊重せず(興味だけでは書けない!)、ゼミでの学びの蓄積を活かせるテーマへとある程度誘導していくことの必要性も感じるようになった。そんなわけで、卒論指導の流れ・方法をこんなふうに大きく変えるにいたった。

  • 個人執筆にこだわらず、グループ執筆も可とする。その場合、過去の勉強の蓄積を活かすために、3回生の時に出場した大会のチーム・テーマで執筆することが望ましい。
  • 就活と両立しやすい(=出席しやすい)ように、春学期のみ、これまでの月曜4限でなく火曜5限に開講する。
  • 就活等で火曜5限に出席できない場合には、同じ週の木曜6限の補講への出席を義務づける。
  • 半期(春学期)かけてじっくりとプランを練り上げる。最終回のゼミでプランを提出し、それによって4回生春学期のゼミの単位が認定される。

最終的にどのような卒論が仕上がるのか、現時点ではわからないので、予断は禁物だが、17期生の4回生春学期ゼミへの出席率はきわめて高く、全19名の過半数が全出席であり、欠席がいちばん多い者でも3回にとどまる。就活中でも毎週最低90分卒論について学び考えてきたわけであり、この継続性が後々きっと大きな成果となって現れてくれることを期待したい。

終わり良ければすべて良し。2年半のゼミでの学びは卒論に結実する。復活した卒論報告会で17期生が有終の美を飾ってくれることを願ってやまない。きっと彼らならやってくれるだろう。

【9036】

*1:もちろんどちらの学年にも素晴らしい学生はいた。あくまで学年総体として見た場合の話である。

来年の今ごろが楽しみ

世間はハッピーマンデーだが、僕にとってはアンハッピーな授業日。やはり週休1日はつらい。休みたい。でも休めない。とはいえ、授業は元気に! 3限、18期(3回生)ゼミ。5限、ワークショップ。

ワークショップでは、進度調整(バッファー)用に1回分をあらかじめキープしておいたが、台風や地震で授業が吹き飛ぶような事態は生じず、スケジュール通りに全14回をこなすことができた。したがって、今日で実質的に終了とし、来週は出席任意で質問等を受け付けることにした。28名のクラスだったが、全14回の授業のうち、欠席ゼロが17名、欠席1回が10名、欠席2回が1名、欠席3回以上がゼロであり、クラスのムードも明るく、課題やプレゼン練習にも熱心に取り組んでくれる、なかなか高パフォーマンスなクラスであった。授業アンケート(匿名)を読むかぎり、受講生の満足度も高かったようだ。ありがたいことである。

さて、この28名のうち何名が来年僕のゼミに来てくれるだろうか。来年の今ごろが楽しみである。

【7552】