Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

前期授業終了

昨日のヒンズースクワットが効きすぎて、一夜明けても膝がガクガク。

午前中は教材作成(4期ゼミ)、経済学会に書評を投稿。

昼休みは後期担当科目に関する打ち合わせ会議。

3・4限は図書館で文献調査。英語論文の検索を中心に。昨年の社会思想史学会での研究発表「18世紀末ブリテンの共和主義とバーク」は、まだレジュメ段階のまま塩漬けになっているが、それを論文化する上で不可欠と思われる文献を多数発見。不思議なもので、昨年の段階では気づかないまま素通りしていた。英語脳になっているから見つけられるんだよね。

5限は4期(4回生)ゼミ。前期最後の授業。後期のゼミは卒論中間報告に終始するので、今日が通常形態のゼミとしては最終回。報告者はO田君。泉美智子『調べてみようお金の動き (岩波ジュニア新書)』をテキストとして、「最近の若者にこの本を読ませることによってお金の大切さを理解させられるのか? させられるとすれば、この本の特にどの部分を理解させることによってか? 理解させられないとすれば、この本に何が足りないのか?」をテーマに討論。本を批判的に読むというnakcazawaゼミのスタイルの一つの到達点。高く評価したい。また、経済学を嫌って哲学・心理学・教育学へと逃避していたゼミ生たちが、最後の最後で経済の世界へと戻ってきてくれたことも嬉しい。

前期は研修期間であるため授業負担を免除されているが、ゼミだけは自主的に開講した。負担感は小さくなかったけれども、やはり半期の空白を作らなくてよかった。この半期でかなり力をつけてくれた。特にN田君のプレゼン能力の向上には目を見張るものがある。就職活動中の4回生前期にもかかわらず出席率も良かった。各人最高で2回くらいしか休んでいない。こんなに出席率の高い4回生ゼミはめったにない。昨年の3期ゼミ生の出席率も著しく高かった。これは我がゼミの伝統として誇るべきことだ。

6限は12月に予定されているゼミナール大会(vs M岡ゼミ)の打ち合わせ。4期生が主体だが、5期生有志も数名合流。後期木6に格差社会ワークショップ(隔週で文献講読とディベート)を実施することを告知。その後、後期のゼミ運営に関して5期生から報告を受ける。*1

6期生Y中君とN嶋さんが名簿作成のために動き始めている。行動力最重視でゼミ生を選抜しているので、こういう時は楽をさせてもらえる。

とにかく、終わった。前期が終了した安堵感からか、帰りの電車の中で強烈な睡魔に襲われる。ここ数日、暑さと湿気で、浅い眠りが続いており、本人が自覚していた以上に疲れがたまっているようだ。明日は学内研究大会で、経済学部スタッフ3名による研究報告があるのだが、体力回復と引越準備を理由に、お休みさせていただくつもり。

諸般の事情で、10月から役職に就く(執行部入りする)可能性がきわめて高くなった。自分のペースで研究に専念できるのも残り2ヵ月半。一日一日を大切に過ごさなければ。

共和主義の思想空間―シヴィック・ヒューマニズムの可能性』へのコメントを記したハガキが大御所N井先生から届く。常に辛口だが、いつも必ずコメントをくださる。しかも迅速に。本当にありがたい。

寝る前の10分間筋トレ(上半身)→◎(2セット) 今日のBGMはこれ。

音楽殺人

音楽殺人

*1:今日の昼間、6期生は自主的に集まって、後期のゼミ運営(発表形態、テキスト選定、合宿etc.)に関して話し合っていた。

備忘録(今後の予定:教育・研究関連)

  • 7月15日(土) 日本イギリス哲学会関西部会@京都大学
  • 7月28日(金) 学部ゼミ飲み会(前期打ち上げ)
  • 7月30日(日) 近代経済学史研究会@関西学院ハブスクエア大阪
  • 7月31日(月) 原稿締切(社会思想史学会大会報告集用原稿)
  • 8月5日(土) 特別研究会@大阪市立大学文化交流センター
  • 8月6日(日)〜8日(火) 学部ゼミ合宿@神戸市立神戸セミナーハウス
  • 8月21日(月)・22日(火) 経済学史研究会@関西大学六甲山荘 →発表者*1
  • 8月28日(月) 経済学方法論研究会@北海道大学
  • 8月31日(木) 原稿締切2本(事典項目2、書評1)
  • 9月9日(土)・10日(日) ヒューム研究学会@南山大学
  • 10月21日(土)・22日(日) 社会思想史学会@法政大学 →発表者
  • 10月31日(火) 原稿締切(「啓蒙と経済学」プロジェクト用論文)
  • 11月3日(金)〜5日(日) (仮) Gゼミとの合同ゼミ合宿@H大学

立場上

記録として残しておくべきだろう。気持ちの良いものではないけれど。

関大生がマンション転落死 「茶色の粉末」飲んだ直後
2006年07月11日
10日午後11時55分ごろ、大阪府吹田市千里山西2丁目のワンルームマンション4階廊下付近から、関西大2年の男子学生(19)=同府枚方市在住=が約9メートル下の駐車場に転落したと、学生の友人から119番通報があった。学生は近くの病院に運ばれたが、全身を強く打っており、11日午前7時半ごろ死亡が確認された。
吹田署の調べによると、学生は10日午後8時20分ごろ、吹田市の関大千里山キャンパス内のサークル部室で、ポリ袋に入った茶色の粉末を水で飲んだ。その直後から興奮状態になり、奇声を上げたり、頭を地面にぶつけたりしていたという。粉末は、一緒にいた友人の男子学生(23)が今月初めごろ、「合法ドラッグ」として大阪市内の街頭で2袋分(8千円)を購入したもので、死亡した学生にそのうち1袋を4千円で売り渡していたという。
友人らは同日午後10時20分ごろ、別の学生の住むワンルームマンションに学生を連れていき、介抱していたが、目を離したすきに廊下から転落したとみられる。
吹田署は、死亡した学生の飲んだ粉末が、麻薬及び向精神薬取締法で所持が禁じられている違法薬物だった可能性もあるとみて、友人の男子学生らから事情を聴いている。*1

「罰ゲーム」で粉末飲む、転落死の関大生
2006年07月12日23時24分
関西大学法学部2年の男子学生(19)=大阪府枚方市在住=が10日夜、サークル部室で粉末を飲んだ後、同府吹田市ワンルームマンションから転落死した事故で、この学生が友人とゲーム中に「罰ゲーム」と称して粉末を飲んでいたことが吹田署の調べでわかった。同署は形状や色などから、この粉末が麻薬として所持が禁じられている「マジックマッシュルーム」の可能性があるとみて調べている。
同署などの調べでは、学生は10日夜、吹田市の関大千里山キャンパスの文化系サークル「哲学研究部」部室で、友人の4年の男子学生(23)と2年の女子学生(19)との3人で、タワー状に積み上げた木片を1本ずつ抜き取るゲームをしていた。バランスを崩したらジュースをおごるなどの罰ゲームを科しており、学生は午後8時20分ごろ2人の前で粉末を取り出し、「罰ゲームとしてこれを飲みます」と言って水で飲んだという。
学生がその直後から奇声を発したり頭を地面に打ち付けたりしたため、2人は午後10時20分ごろ、同市のワンルームマンション4階にある女子学生の自宅に連れていき、介抱した。学生は興奮状態が続いていたといい、午後11時55分ごろ2人が目を離したすきに部屋からいなくなり、下の駐車場で倒れているのが見つかった。
粉末は4年の男子学生が今月初め、大阪・ミナミのアメリカ村で約0・35グラム入りを2袋計8000円で買ったという。事情聴取に対し「合法ドラッグとして買った。(死亡した学生が)『分けてほしい』と言ったので、1袋を購入価格で譲った。過去にも服用したことはあるが、幻覚などはなかった」と話しているという。
マジックマッシュルームは、興奮や幻覚などの症状を引き起こすとされる。学生の興奮状況が激しいことなどから、同署は粉末の成分をさらに詳しく調べている。*2

関大が会見で謝罪 男子学生の転落死
2006年07月12日
男子学生の転落死を受け関西大学は12日、記者会見を開き、小幡斉(ひとし)副学長が「大変ご迷惑をかけていることを心からおわびする」と謝罪した。
大学によると、この学生は単位の取得や成績は平均以上で、特に問題はなかった。学生は哲学研究部の部員ではなかったが、頻繁に部室へ出入りしていたという。同部には19人が所属するが、他の部員が薬物を飲んだ例は現時点では判明していないという。*3