Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ゲーテ・日野啓三・辻井喬

かつて自身のHPの「乱読ノート」でゲーテ『ウェルテル』が面白くなかったと書いた。それを後輩の何人かが読んでいて、反論があり、そこから好きな文学(者)の話題になった。僕は、ここ十数年来、日野啓三辻井喬を愛読しているわけだが、いざ「なぜ日野・辻井?」と問われたら、説明の言葉に窮してしまった。言葉を費やせば費やすほど本心から遠ざかってしまうのだ。文学について語るのはつくづく難しいものだと痛感した。もっとも、こんな話題で誰とでも盛り上がれるわけではないから、そういう意味で、同業の後輩が何人も近所に住んでいて簡単に一緒に飲めるのはとてもありがたいことだ。