Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

18年ぶり!

昨日は大学のサークル仲間Sさんと12年ぶりに再会したが、今日は同じ小学校に通っていた幼なじみY君と何と18年ぶりに再会した。大学進学を境に連絡がとれなくなってしまったが、ほとんど奇跡と言ってよいほどの偶然が重なって、連絡が復活し、再会を果たすことができた。事前にメールで簡単な近況報告をしていたものの、待ち合わせ場所に足を運ぶにあたっては、正直なところ、かなり緊張した。何せ18年ものブランクだ。

何て最初の一言を発すればいいのだろう? どんな風貌になっているのかな? 髪の毛がなくなっていたり、激太りしていたりして、本人だと判別できなかったら、いきなり気まずいな・・・。話が続かなかったらどうしよう・・・。そもそも彼とはどんなふうにしゃべっていたっけ?

しかし、これらはすべて杞憂に終わった。まったく変わっていなかったのだ。本人だと判別するのにおそらくゼロ・コンマ・何秒もかからなかった。数分しゃべっただけで18年前の感覚のすべてが身体に甦ってきた。身体記憶ってすごい。身体はちゃんと覚えているんだな。こういう時に人間の身体の神秘を感じる。

たくさん思い出話をした。小学校4年生の時(27年前!)、病気で入院していた彼を僕は「コロコロコミック」を持って見舞ったらしい。いかにも当時の僕らしい。藤子不二雄の作品が大好きだったから。もちろん僕自身はそんなこと全然覚えていないのだが。僕が強烈に覚えているのは、浪人中の出来事。彼があるロックのレコード(当時はまだCDではなかった!)を買ったので、彼の家で一緒に聴くことになった。そのレコードのギターソロのすごいこと。とにかく超絶的に速い。二人で「すごい!すごすぎる!」と興奮したのだが、あっと言う間に片面の再生が終わってしまい、「どうしてこんなに短いのかな?」と思ってレコードプレーヤーを見てみたら、33回転ではなく45回転になっていた。そりゃ速いわ。二人とも最後まで気がつかなかった、という馬鹿馬鹿しい笑い話。

あっと言う間に5時間半が過ぎ、終電の時刻に。再会を約束する。奇跡に感謝。僕は幸せ者だ。