Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ピンク・フロイドと超人バロム1

二日連続の休日。勤務先の名古屋から帰省中の悪友M本君(実家が京都)と会う。一緒に楽器屋をぶらぶらするなどして過ごす。

夜はピンク・フロイドのDVDを観る。1971年の作品とは思えないほどのクリアな映像・音像にまず感動。さすがフロイドだ。リアルタイムのフロイド体験が「ザ・ウォール」(1978年)以降の僕には‘Floyd=WatersとGilmourのバンド’のイメージが強いのだが、71年当時はMasonとWrightのほうがはるかに目立っていて、Watersは裏方然としている。Wrightの弾くオルガンの音がとてもいいね。*1Masonのドラムも、決してテクニカルではないが、当時のフロイドのサウンドにはぴったりはまっている。収録曲はいずれも曲と言うよりも効果音の集合体と言ったほうが近い。そのいくぶんおどろおどろしい雰囲気は僕に超人バロム1を思い出させるのだが、バロム1の放送が1972年だったことを考えれば、偶然とは思えない。同じ時代の空気を吸っていたのだろう。

Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

*1:Tony KayeはもともとWrightのような形でYESのサウンドに貢献したかったのではないだろうか。隙間を埋めるHoweと隙間を生かすGilmourとの歴然とした差を考えれば、Kayeは組む相手に恵まれなかったのかもしれない。実際Howeが加入してKayeはすぐにバンドを辞めたしね。