Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

OKB君の卒論中間報告

正規の授業期間は昨日まで。今日と明日は補講期間にあたる。今日の5限は大学院(&番外編)*1の補講。OKB君の卒論中間報告を聞いた。タイトルは「うつと世間」。

OKB君とのつきあいは長い。もともとは2002年秋のゼミ2期生の選考の際、残り枠4名の3次募集に対して20名近くも応募があり、その時に応募してくれたのがOKB君だった。結果は不合格だったが、それでも彼はゼミへの思いを絶やさず、2003年4月からスタートした「番外編」*2にいち早く参加表明をしてくれた。もちろん僕は参加を快諾。その後「番外編」の主力メンバーとして縦横無尽の活躍をしてくれた。5回生(留年)が決まったこともあり、2004年秋学期からは4期ゼミ(当時2回生)のチューターも引き受けてもらった。「レヴィ=ストロースを読みましょう」と提案してくれたのも彼だ。今やnakcazawaゼミの顔と言ってもよい不可欠の人材に成長してくれた。

彼は履修名簿上の正規のゼミ生ではないので、僕は彼に卒論執筆を強制しなかったが、彼は自分の意思で「書きたい!」と言ってきた。それならば、1月7日の卒論報告会にも3期生に混じって参加してもらい、ご父母や経済学部教員を前で素晴らしい報告を披露してもらわねばならない。というわけで、その予行演習のための補講を設定したわけだ。3年間苦楽をともにしてきた戦友として、僕は彼に強い信頼を寄せているがゆえに、あえて「愛の鞭」をふるった。「寄り道が多すぎる!こんなプレゼンじゃ、何が言いたいのか、全然わからん!核心部分だけしゃべろ!自分で説明不能な言葉を使うな!」もちろん、心の中では3年間の健闘を讃えてはいたが。*3

「鞭」の後は「鍋」である。豊津Gにて忘年会(ちゃんこ鍋)に興じた。結局終電まで飲んだ。今日はOKB君のことばかり書いたが、もちろん他のメンバーもゼミでは大健闘してくれた。ゼミ生同士が互いの健闘を讃えあう姿は美しい。それを横で見ているのは楽しい。だから終電まで一緒に飲んでしまったのだよ。

*1:2005年度「番外編」は大学院「経済思想史研究」とのジョイントという形で進めている。

*2:単位認定されないサブゼミ。

*3:http://d.hatena.ne.jp/shinokabe123/20051221