Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「啓蒙と経済学」研究会

「啓蒙と経済学」研究会(於東鴨川大)に出席。報告者2名のうち1名が千里山大の同僚のSさんだったのだが、懇親会で彼とじっくりと腰をすえて話をできたことが大きな収穫だった。最近の大学が忙しすぎるせいなのか、同僚なのにゆっくり話をする時間がこれまでほとんどなかった。

はじめのうちは昼の報告のバックグラウンドについて教えてもらっていたのだが、途中から話題はどんどんスライドしていって、「限られた時間をどう上手に(研究・教育・校務に)配分すべきか?」「TA・SAの利用のあり方は?」といった(現実的な?)話題を経由して、最後には「組織とどう向き合うべきか?」「運命をどう受け止めるべきか?」といった(哲学的な?)話題にまでたどりついてしまった。

自分が「とらわれていない」と信じていながら実はとらわれていたことに気づかされた。もちろん、その「とらわれていたこと」の多くは、今や僕の人格・価値観の一部になってしまっているから、簡単には払拭・改変できないけれども、視界がクリアになっただけでも精神的にずいぶん楽だ。Sさん、どうもありがとう。とても楽しい「啓蒙」の一夜でした。*1

*1:そのまま余韻に浸って帰宅すればいいものを、後輩院生と二次会にくり出してしまう。これがいかんのだな。