Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

いよいよ2006年度が始まる

普段は、1限目の授業を担当していないかぎり、9時に大学に来るなんてことはないのだが、今日は少々特殊な事情があった。

実は出張期間が3回生編入生のゼミ申し込み期間とぴったり重なっており、事務室からのメールで1名の申込者があることを出張先で知った。今日の午前中に合否を事務室に出す必要がある。僕のゼミでは原則として志望者に面接を課しており、現役ゼミ生が後輩ゼミ生を選抜するという形式をとっているのだが、昨夜出張から戻ってきたわけだから、合否の決定までに使える時間はほとんど残っていない。仕方がないので、申込者との一対一面接を10時〜11時に設定し、自動的に9時〜10時に申込書類を読むことになったわけだ。結論を記せば志望者S井君は「合格」。5期ゼミは4月から1名増。ますます賑やかになるな。ええこっちゃ。

12時半から14時半から大学院委員会。出張の疲れが急に襲ってきて集中力欠如。かなりしんどい会議だった。委員会終了後、ゼミ生の履修登録上のトラブルに関して、事務室の方々と対策を協議。旧カリから新カリへの変わり目に休学したゼミ生が2名いた関係で、科目の読み替えが思った以上に煩雑。

事務室の窓口をふと見ると、見覚えのある顔が。2期生のO君だった。何らかの証明書を取りにきた模様。昨年3月に卒業してからまったく音沙汰なしで、今回も千里山大に来ることをまったく知らせてくれなかった。

N「君はほんまにつれないなぁ。卒業後、ぜんぜん連絡してくれへんねんから。」

O「すみません。先生、連絡先、変わってませんよね〜。また連絡しますね〜。」

学生時代と変わらぬ愛想の良さ、軽妙な口調。しかし僕は騙されない。彼は内心では「やばい」と思っているはずだ。

N「うん、変わってないよ。5年後も、10年後もここにおるから、来る時はいつでも安心して連絡してこい。でも、どうせ連絡してこないだろう。君のことだから。学生時代から僕にはつれないからなぁ。」

O「そんなこと言わないでくださいよ〜。そろそろ信用してくださいよ〜。」

しかしきっと彼は連絡をくれない。5年たっても、10年たってもくれないだろう。*1それでいいのだ。それが彼なのだ。そんな彼も今ではK察官。婦人K官に痴●して捕まるなよ。へらへら笑ってもそればかりは許してもらえないぞ。

3期ゼミでチューターを務めてくれたH置さんが学生として最後の研究室訪問。学部の卒業式と大学院の修了式の写真を持ってきてくれた。*2大学院の修了式と5期生座禅会がたまたま同じ日になってしまい、彼女の晴れ姿をこの眼で見ることができなかった。*3今度会うとき彼女は社会人だ。どんな話を聞かせてもらえるのか今から楽しみだ。彼女を送り出して、ようやく僕の2005年度が終わった。

いよいよ2006年度が始まる。というわけで、HPを2006年度向けに大幅にアップデート。*4

*1:言いすぎかも…。O君、もしこれを読んでいたら、ダシに使ってゴメン。

*2:卒業式後の打ち上げの時の僕の様子についていろいろと教えてもらった。途中からまったく記憶がなくなってしまったから。学生たちは僕を酔いつぶれさせて泣かせようと画策していたらしい。帰宅しようとする学生に絡んでなかなか帰そうとしなかったり、かなり醜態を晒してしまったようだ。

*3:大学院を担当したのが今年度からということもあり、学部の卒業式と大学院の修了式が別の日であることをすっかり失念していて、座禅会の予定を先に入れてしまった。彼女には本当に悪いことをした。書類上彼女は僕のゼミ生ではなかったが、学部1回生の入門演習以来6年間のつきあいだし、うち2年半は3期ゼミのチューターとして多大な貢献をしてくれた。本当に感謝している。出張土産の「東京ばな奈」で許しておくれ。

*4:「nakcazawaゼミ(6期生)志望者のための掲示板」も設置。