「ウォレスの進化理論」に関する第一報告(9:00-10:00)と「福祉国家の哲学的基礎」に関する第三報告(11:10-12:10)を聴く。*1
第三報告の報告者は何と大御所S谷先生。大会組織委員会や第三者からの依頼ではなくご本人の自発的なエントリーとのこと。その衰えを知らない学問的情熱だけでも十分に恐れ入るが、それに加えて報告内容のクオリティの高さ*2、オーディエンスを挑発するかのような迫力満点のプレゼンテーションは、自由論代報告の大部分を占める院生報告との格の違いを十分に見せつけた。最前列で聴くことのできた僕は幸せ者かもしれない。報告会場はほぼ満席。丁々発止な質疑応答がたまらない。こんなに高密度な研究報告を僕もいつの日にか行なってみたいものだ。
20時前に京都の自宅に到着。充実した3泊4日だった。ただ身体はボロボロ。休みが欲しい。長期間にわたるワールド・ツアーを敢行するロック・ミュージシャンの体力のすごさを改めて実感。そして、まだ修士課程なのに多額の出費を厭わず4日間フル参加した教え子M本君のやる気にも感心した。今の時期からプロの研究者のレベルを肌身で感じておくことは、長期的には絶対にプラスだと思う。
明日9時から千里山大で仕事なので、6時半には起床しなければならない。今日は早めに就寝しよう。
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