経済学史学会関西部会＠大殺界大に出席する。
ドイツ、イギリス、日本に関する報告がそれぞれ1本。旧知のH田さんによるドイツ古典派経済学に関する報告は、毎度のようにクオリティが高く、感心するばかり。今や、彼の存在なくしては、我が国におけるドイツ経済思想史研究は語りえないだろう。
懇親会での収穫も非常に大きかった。尊敬するD目さんから、これまで公刊されたご著書について、執筆の背後に隠されている問題意識をご教示いただく。みんな悩み苦しんでここまで来たのだな。僕はまだまだ苦労が足りない。
マルサスの某著作の某passageの解釈について、ここ数週間悩んでいたのだが、D目さんとの対話を通じてかなりの程度が解決した。さすが！
本日付けで経済学史学会関西部会幹事に就任。任期2年。
ここ数日『自由と秩序の経済思想史』を読み進めている。(まだ全ての章に目を通していないが、)第1章「ロックとヒューム」と第5章「マルサス」がとても良い。限られた字数でよくこれだけ緻密かつ明快に書けるものだと感心する。
