Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

研修期間終了

学年暦上、今日で春学期(前期)が終わり、明日から秋学期(後期)の授業が始まる。約半年間にわたる研修期間も今日で終了である。授業と校務の負担をほとんど免除してもらえたおかげで、子育てに追われながらも、研究時間のほうも何とか確保できて、まずまずの成果をあげられたように思う。

この約半年間で、[1]S藤先生退職記念論集のバーク論(市場経済の道徳性)、[2]S藤先生退職記念論集のマルサス論(農工バランス論)、[3]T中先生退職記念論集のバーク論(反革命思想と経済学)を脱稿・提出し、[4]科研「野蛮と啓蒙」の成果報告論文(マルサスのペイン批判の知的文脈)、[5]マルサス学会大会での報告原稿(バークとハードウィック結婚法)、[6]経済学方法論フォーラムの論文(ケインズのバーク論)を書き進めた。6本の論文を同時進行させたことになる。その傍らで経済学史学会全国大会の開催校責任者を務め、4年ぶりにオーストラリアでの研究報告([4]の英語版)を行うこともできた。論文の査読を引き受け、バーク関係の書物の企画のほうも実行に移せた。10月の社会思想史学会で[1]を、12月の経済学史学会関西部会で[3]を研究報告する予定だ。まぁ、よく頑張って仕事をしたものだと思う。満足・納得のゆく半年間だったな。

今日は台風の直撃した16日の代替日として、膝の手術で入院中の母を見舞いに、病院のある別所(姫路)まで。リハビリは大変そうだが、経過は良好のようだ。孫娘の顔を見た母は大喜びしてくれた。

明日は日帰りで東京(慶大)出張。明後日と明々後日はゼミ合宿。新学期の出講(授業)日は月・水・金なので、24日(火)に予習して、25日(水)から授業開始という段取りである。本音のところ、早く教壇に立ちたい。やはり大教室での講義をやらないと体がなまる。学生を前にして大きな声で話すのは適度な運動になり、健康にも良い。

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