Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

新学期の授業が始まる

ついに新学期の授業が始まる。学年暦では5日(土)から始まっているのだが、僕は土曜日に担当授業がないものだから、今日が初日である。

2限、経済学説史。授業ガイダンス。「経済学説史とはどのような科目か?」「何のために経済学を学ぶのか?」等々。

まだ確定した数字ではないが、履修者数170人余りというのは昨年の半分以下で、過去最低である(最盛期は630人)。昨年までは前期月2&木4の半期集中4単位科目だったが、カリキュラム改正のため、今年から通年科目となり、「経済学説史1」(春学期)と「経済学説史2」(秋学期)という2単位科目に2分割された。

昨年は木4にのみ出席する学生が多く、その学生たちの私語が教室環境を著しく悪化させた(続きものなのに1回おきに受講して理解できるわけがない)。注意しようにも、教室がギューギューづめで、私語学生を識別できない。継続的に出席して熱心に聴講してくれている学生には本当に申し訳なかった。そんなわけで、通年科目へと衣替えする際、木4ではなく月2を迷わず希望した。効果はてきめん。少なくとも今日は、私語のほとんどない理想的な教室環境をおおよそ実現できた。

履修者が減るのを喜べる立場ではないが、講義内容ではなく開講曜限と単位修得難易度を基準に学生が履修科目を選択しがち(その傾向は年々強まっているように思える)である以上、こちらも防衛策をとらざるをえない。月曜午前は学生たちに嫌われている。それは去年担当した「日本経済入門」(秋学期・月1)の出席率の悪さからよくわかっている。もちろん僕も好きじゃないけど、仕方がないのだよ。本心は一人でも多くの学生に聞いてもらいたい。*1

今日はその他にも盛りだくさんな一日だった。7期ゼミの書評(春休み課題)の整理とチェック。某英語論文の翻訳2ページ。7期生S池さんと面談。卒業生(5期生)で「社長」でもあるMTY君から突然の襲撃を受ける(店舗移転の通知)。

フランスって、やっぱり、「人権」の国なのね。すげーや。

腹筋4セット。

*1:そう思えなくなった時、僕は教壇から去るべきだろう。