Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

緊張の糸

朝一番、単著の校正ずみ原稿を出版社へ送付する。これでついに僕の手を離れた。

今日は木曜だが、月曜の授業日。ハッピーマンデー(前々ハッピーじゃないが)のために月曜だけ授業回数が少ないためだ。

1限、日本経済入門。高度成長の終焉からバブルの発生まで。

2限、経済学説史。今日・明日がレポート提出日にあたるので、授業それ自体はなし。研究室で待機して質問者を受け付ける。4回生1名が研究室にやって来たので対応する。

3限、経済思想史研究(大学院)。補講。M本君(D2)の論文の中間報告。今年度最終授業。来年度は『失われた民主主義―メンバーシップからマネージメントへ』と『「ほんもの」という倫理―近代とその不安』をテキストとして読む予定。

3限終了後、大仕事(もちろん単著のこと)をやり終えて緊張の糸が切れたのか、睡魔が襲来してきて、しばらく研究室のソファーに臥してしまう。自分で書くのも何だが、今回は本当によく最後まで踏ん張ったものだと思う。猛烈な7か月だった。これで結果(学界の評価)が伴えば最高なのだけれども。*1

書き忘れていた「基礎演習(ディベート入門)」のシラバスを書いて、事務方に送付する。

こんなものが学部HPにアップされた。手弁当で5年。ようやく大学もその意義を多少なりとも理解してくれるようになりつつある。何事であれ、認められるには時間がかかるものだ。

http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_eco/teacher/detail.php?i=78

1月29日に高校の先生方を前にして講演をすることになっている。そろそろ講演の内容を考え始めなければ。まだ2週間あるわけだが、途中、引越で何日間かつぶれてしまうので、準備の日数がそれほど多く残されているわけではなさそうだ。

ダンベル2セット。BGMはこれ。

ホエン・イン・ローマ...ジェネシス 2007 [DVD]

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*1:デイヴィッド・ヒュームは、自信をもって送り出したデビュー作『人間本性論』が世間からまったく無視される結果となり、大いに落胆した。後に「印刷機から死産した」と述懐しているほどである。わが作品もそうならないことを祈るばかりだ。