細胞のダンス

気持ちの良い好天に誘われて、鴨川は子どもと動物でいっぱい。もちろん僕も誘われた。

教え子M本君は今日が引っ越し。神戸の下宿をたたんで、奈良の実家に帰るとのこと。好天に恵まれて良かった。雨の日の引っ越しは本当に悲惨だからね。僕は何度もその悲惨を経験している。

三条河原町のBAL（無印とジュンク）に用事があったが、家を出てすぐの場所で自転車がパンクしてしまったので、修理に出して、鴨川河川敷を歩いて行くことに。片道30分ほど。運動になった。途中出会った鴨はあまりにも人間慣れして、警戒心のかけらもない。

太陽の光を浴びて、自分の体内で細胞が元気よくダンスしているのがわかる。日が沈んでもダンスは続く。身体が普段と違う火照り方をしている。

昨夜のアルコールが少し残っていたこともあり、終日、ぼんやり頭だったが、それはそれで休日らしい幸せな一日であった。本当はHETSA 2009の原稿を書かねばならないのだが、それは脳裏から消して過ごした。

単著執筆・公刊の疲労が抜けないまま新学期の怒涛の日々に突入してしまったため、心身の疲労がかなり長引いていた（おかげで読書量が極端に減った）が、最近になってようやく少しずつ本来の調子に戻りつつあるのを感じる。僕にとって読書欲は睡眠欲や食欲と同じくらい本源的な欲望なので、それが減退している間は本来の自分でありえないのだ。

腹筋3セット。BGMはこれ。

ヴォックス・ヒュマーナ