Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

保守主義の精神

ブルーノート


まだ火曜日であるが、早くもいくぶん疲れ気味。明日が祭日であるのをありがたく思いながら出勤する。

午前中は8期生Y本君&O槻さんと次回のゼミ報告の打ち合わせ。

午後は雑多な作業をこなす。「経済学ワークショップ1」の共通課題レポートを整理する。図書館書庫に出向き、大学院講義の参考図書を借り出してコピーする。「乱読ノート」を久々に更新する。

土曜日から続く悪天候。外も寒いが研究室の中も寒い。ほんまに4月下旬か? 震えながら仕事するはめになった。

先斗町にて編集者Sさんと夕食。話題は現代ヨーロッパのデモクラシーからキング・クリムゾンにまで及ぶ。いちばん力が入ったのは、「アイアン・メイデンジューダス・プリーストは僕の理解するところの保守主義者である」との自説を開陳した場面。様式美を頑なに維持しつつも時代の要求に応じて漸進的変化をとげてゆくその姿は保守主義の精神そのものではないのか。ロバート・フリップ翁はこう言ったと伝えられる。「キング・クリムゾンは変わり続ける。そして、変わらない。」

ブルーノートコルトレーンの'My Favorite Things'をおそらく20年ぶりくらいに聴く。原曲は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌。アレンジの斬新さに脱帽。いまだに輝きを失っていない。思想史研究って、こういうアレンジの作業に似ているよな。原曲を生かすも殺すも、アレンジャーの才覚次第。