統計学の勉強の続きをするつもりだったが、研究室に到着してみると、注文していた礪波護・岸本美緒・杉山正明編『中国歴史研究入門』が届いていたので、予定を変更してこの本を読むことにした。「清代」（第9章）・「近代」（第10章）・「現代」（第11章）を読んでみたが、完全に期待外れだった。著者の関心外なのか、研究それ自体が存在しないのか、どちらなのかはわからないが、経済思想史や人口史の研究状況がまったく紹介されていない。馬寅初の経済思想・人口思想を論じるにあたって、先行研究の到達地点を確認しておきたかったのだが、少なくとも本書には無理な相談だったようだ。4千円もしたのになぁ。無駄な買い物をしてしまった気がする。
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