礼状書きと授業準備 - Neil and Rush and Me

高橋哲雄先生（甲南大学・大阪商業大学名誉教授）から賜ったご高著『先生とはなにか―京都大学師弟物語』、柳沢哲哉先生（埼玉大学）から賜ったご高論「マルサスとポープ：存在の連鎖の視点から」（『社会科学論集』第130号）に対するお礼状を書く。

秋学期に担当する「経済学説史2」と「経済学特殊講義4：イギリス経済学における方法論の展開」の講義ノートの作成を始める。前者は去年の講義ノートを補足改訂すればよいので気が楽だが、後者のほうは新規担当科目なのでまったくの白紙状態。内容が抽象的かつ高度（大学院レベル）なので、何をどういうふうに話せば学部生に理解してもらえるのか、なかなか見当がつかず、学生の心をつかめるような面白い例題をひたすら渉猟し続けている。とにかく初回の授業が大事だな。

「経済学説史2」ではビジネス倫理を論じる。授業で使用するイントロ映像を求めて、この超有名作品を久々に見る。企業買収を取り扱っていることだし。1990年の作品だから、主演のリチャード・ギア（1949年生）は当時41歳かぁ。今の自分より若いことがショッキングだ。