Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

二十数年ぶりの虫歯治療

9時前には大学に到着。「12期生Y田さんと面会(卒論個人指導)→入試業務→昼休みに12期生OKDさんと面会→入試業務→12期生F村君と面会(卒論個人指導)→虫歯治療(岸下玉出)」という一日。一息つく暇もない。

今日で12期生14名中13名の卒論指導を終えたことになる。油断は禁物だが、副査がどれだけ厳しい評価を下すとしても、何とか「不可」にはならないレベルに到達させられたのではないか。もちろん不満を言えばきりがない。もっと本をたくさん、しかも深く読んで欲しかった。3回生終了時に提出してもらう卒論執筆プランでは参考文献を最低10冊挙げるように指示してあるのに、1年後、5〜6冊しか挙がっておらず、その反面でネット記事への依存度のほうが高まっているのは、何とも情けない。まぁ、ネットに頼れるという安心感(実は全然安心じゃないんだけど)があるから、ギリギリになるまで重い腰を上げないんだろうな。情報を「探す」ことにばかりに時間を注いで、その情報を咀嚼することに時間をかけないから、単なる情報の羅列で論理の欠如した「論文のようなもの(しかし断じて論文ではない)」ができあがると、それで「完成だ!」と勝手に思い込む。本当はここからがスタートなんだけどね。でも、明日・明後日が事務への提出締切だから、もうタイム・オーバーだ。

一か月前に今日のレベルに到達してくれていたら、もっと良い論文に仕上がったはずなのだが。他大学の図書館に所蔵されている資料を取り寄せるなど、バージョンアップのための選択肢がまだたくさん残されていた。ギリギリになってようやく本気モードになっても、選択肢が制限されており、最初から低いレベルの完成度しか目指せない。時間が価値を生む。時間を粗末に扱うから、できることもできないままで終わってしまう。本当にもったいない。無事に単位を修得できても「おめでとう」「良かったね」などとはとても言えない。内心忸怩たる思いである。

明日午前、OYG君との面会で、卒論指導はフィニッシュ(のはず)。そろそろ解放されたい。自分の仕事(特に研究)が全然できない。

二十数年ぶりに虫歯治療を受けた。ずっと定期健診&歯石除去だけですんでいたのだ。右下の親不知の虫歯だが、幸い軽症だったため麻酔なしでの治療となり、ドリルで歯を削られている間(時折、鋭い痛みを感じる)はさすがに脂汗が出た。左下の親不知にも軽症の虫歯が見つかったが、そちらの治療は13日に受けることになった。

【10106】