Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

紫外線(シドニー94日目)

今日の昼食


久々の曇天。急に冷え込んだ。とはいえ、震え上がるほどではない。

今日みたいな日が例外的だと言えるほど、シドニーの天気は良い。晴天が圧倒的に多い。それは素晴らしいことだ。エジンバラでは曇天・雨天が(さらに言えば強風も)とても多く、気分が滅入りがちだった。天気が良いと、気持ちも晴れ晴れとしてきて、何事に対しても積極的に取り組める。だが、困った問題もある。紫外線である。

紫外線を吸収する働きのあるオゾン層が、オーストラリアの上空では薄くなっている。そのため、オーストラリアでは紫外線がとても強く(諸説あるが、日本の5〜7倍)、それに伴う健康被害(皮膚がんの発生率の高さなど)が深刻な問題となっている。健康被害予防のための啓蒙活動も盛んである。

正直なところ、僕は問題を甘く見ていた。真夏に滞在するわけではないから、さほど心配する必要はないだろう、と。もともと皮膚にものが接触するのが嫌いで(アレルギー体質でかぶれやすいのだ)、普段腕時計も結婚指輪をしていない。UVカット機能のあるメガネを持っているものの、それほどまめにかけているわけではない。5月、6月は何の対策もしなかった。日本と同じように過ごした。そうしたら、7月半ばになって閾値を超えたのか、急に目がしょぼしょぼしてきた。先日、家族がシドニーに来てくれたが、義母が「長袖を着てるのに(紫外線が服を通り抜けて)日焼けしてしまうのね」と言うのを聞いて、さすがに対策の必要を感じた。以来、遅まきながら、日焼け止めクリームを毎日塗り、屋外ではできるだけメガネをかけるように意識している。最近になって「(冬でも)日焼け止めクリームをつけてるの?」と尋ねたところ、家主のGarethも、シドニー大のTony Aspromourgosさんも「当然つけてるよ」という返事だった。

今日の仕事はまる一日費やして論文を二本読めただけ。何ともさびしい成果だが、二本とも英語がおそろしく難しかった(構文も語彙も)ので仕方がない。

昼食はmushroom stuffed with salad. 見た目ほど脂っこくなくてたいへん美味。かぼちゃのサラダもおいしかった。10.5ドル也。

夜はこのDVDを観る。

9月23日にシドニーを離れる(24日早朝関空到着)ので、シドニーで暮らせるのは残り49日。そのうち9日間はイギリス出張で留守にするので、実質的には残り40日。いよいよカウントダウンが始まってしまった感じ。さびしいなぁ。まだ帰りたくない。