Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

留学生との面談

面識のない留学生(中国出身)から19日にメールが届く。大学院で経済倫理を研究したいので、指導教員になっていただけないでしょうか、という内容だった。

過去にも何名かの留学生から同種のメールを受け取ったことがあるが、「先生の指導のもとで中国経済を勉強したい」といった荒唐無稽な内容で(論文指導できるわけがない!)、複数の教員に同内容のメールをコピペして送ったことがバレバレだったものだから、さすがに面会するまでに至らなかった。

今回の場合、当該学生が中国の大学で経済倫理を専攻しており、研究計画もしっかりと書かれていたので、これまでと状況が違っていた。メールの文面からも真剣さが伺えたので、今日の午前に面会の約束をした。

1時間以上をかけて、じっくりと面談した。礼儀正しく聡明で知的好奇心にあふれた学生だという印象を持ったので、研究指導を引き受けることにした。今年9月から研究生として受け入れて(もちろんその前に研究生入試を突破してもらわねばならないが)、大学院入試を経て、来年4月から修士課程の学生として受け入れることになる。

これまでののべ19年の千里山教員生活を振り返ってみると、僕の学部ゼミ出身で、大学院に進学したのは5人。うち4人は他大学or千里山の別の教員の大学院ゼミへ。*11名(MR君)だけが僕の指導学生。他大学or千里山の別の教員の学部ゼミ出身で、大学院から僕の指導学生になったのは2名(NSMT君、MYBYS君)。今日面談した学生は、大学院での指導学生としては4人目になり、初の留学生ということになる。

午後は方法論論文の執筆に励む・・・とは言うものの、仙台出張の疲れがとれず、かなり低調。非効率この上なかったので、16時過ぎには大学を出て、帰路につく。

*1:うち博士課程に進んだ2人は、現在、ともに専任教員として大学の教壇に立っている。