Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

出版予告→プレッシャー

午前中はわけあってスコットランドの哲学者William Duncanについて図書館で調べる。Elements of Logic (1748) は借り出せたものの、Duncanその人に関する資料は想像していたよりもはるかに少ないことが判明した。

13時半から16時半まで教授会と専修会議。終了後、バーク本の序章の執筆に励む。まだ序章を脱稿していないのに、版元のサイトでは出版予告の広告がはやくもアップされてしまった。こいつは強烈なプレッシャーだな。しかし、正直に言って、出版を3月30日に間に合わせるのはかなり難しい。索引作りも残っているし。すんません。頑張ります。

http://www.showado-kyoto.jp/book/b281123.html

なお、最終的には、書名のサブタイトルも章構成も章タイトルも今このサイトに書かれているものとは異なっているはずである。100%確定ではないが、目次はおそらくこうなる。

序章 社会科学者としてのバーク――まえがきに代えて(中澤信彦)
第Ⅰ部 バーク研究の基本問題
 第1章 受容史・解釈史のなかのバーク(犬塚元)
 第2章 アメリカ革命とフランス革命(真嶋正己)
 第3章 インド論(苅谷千尋
第Ⅱ部 初期バークの基本問題
 第4章 崇高・趣味・想像力(桑島秀樹
 第5章 アイリッシュ・コネクション(桑島秀樹
 第6章 歴史叙述(佐藤空)
第Ⅲ部 バーク経済思想の基本問題
 第7章 経済思想(1)――制度と秩序の政治経済学(佐藤空)
 第8章 経済思想(2)――財産の原理と公信用(立川潔)
 補論 アイルランド貿易制限緩和問題(真嶋正己)
第Ⅳ部 バーク法思想・政治思想の基本問題
 第9章 自然法自然権・社会契約(高橋和則)
 第10章 国家・古来の国制・文明社会(土井美徳)
 第11章 戦争・帝国・国際関係(角田俊男)
編者あとがき(中澤信彦・桑島秀樹
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