Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

17期生の2回生は有終の美

昨日に続いて入試関係業務に従事。13時半に解放される。その後、立て替えた研究費の支出手続き、15期生Oさんの卒論添削(経済学会懸賞論文応募用)。

5限、17期ゼミ。冬休みを挟んでいたため準備期間が絶対的に足りなかったはずだが、報告者のS君、K君、Oさんは実にしっかりしたプレゼンを披露してくれた。内容的にもこの半年間で学んだことの見事なまとめになっていた。この調子で3回生でもさらに飛躍して欲しい。

他方、16期生はこれまでになく伸び悩んだ学年であった。「学生主体」の理念が悪用され空文化した。彼らの多くは「怠惰な合理主義者」「マイルドな自己中」であると結論せざるを得ない。このまま何事もなかったかのように4回生のゼミを継続して進めてしまうと、低空飛行のまま社会へ送り出すことになる(特に卒論報告会が目も当てられない有様になる)。また、そんな先輩を日々目にする17期生が「こんなのでいいんだ」と勘違いして、彼らの成長の阻害要因となるだろう。指導教員の責任としてゼミ生の質の保証を最優先すれば、16期ゼミの運営方針を4回生から根本的に変えるしかない。そのことを次回のゼミ(1月15日)で通知するつもりだ。そのための資料(通知書)を残業して作成する。多少の混乱は仕方ない。言葉を尽くせば、最後には「それがベストな選択肢だ」と理解してくれるはずだ。