10月31日に続いて今日も入試業務。31日とは違って出校時刻が早く拘束時間も長かった。ここ数日打ち込んでいた学会報告原稿の執筆の疲れも重なって、とてもしんどい一日だった。
にもかかわらず・・・。
夕食は(2度目の)就職が決まったばかりの1期生S竹君と豊津Gでちゃんこ鍋を囲む。彼の新しい門出のためにささやかな祝いの席を設けたわけだ。二次会は梅田のショット・バーで。終電まで飲む。結局S竹君とは6時間以上しゃべり続けた。途中同じく1期生のS伯君から電話も入る。「しゃべりすぎて口の周りの筋肉が痛い」とはS竹君の弁。
1期生を社会に送り出して4年近くが過ぎてしまったが、彼らと過ごした濃密な日々の記憶はいまだに薄れることがない。良きにつけ悪しきにつけ「初めて」は「特別」な何かを含んでしまう。「教え子」よりも「少し歳の離れた弟、妹」みたいな感じでつきあってきたな。だから、今となっては反省しきりなのだが、不必要に厳しく接してしまったこともあった。当時の僕は「ホットなやさしさ」(大平健)しか知らなかったのだ。直球しか投げられなかったのだ。
帰宅後メールをチェックしたら、示し合わせたかのように、さらに2名の1期生からメールが届いていた。1期生づいている不思議な1日だった。
ところで、1期生卒業論文集が何者か(おそらく後輩ゼミ生の誰か)によって研究室から持ち出されたまま行方不明になってしまっている。余分がないのでぜひとも返して欲しい。本当に大切な思い出の品なのだ。
- 作者: 大平健
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/09/20
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (74件) を見る