今日も午前中は東鴨川大学へ。全8章のうち最後の3章のゲラ原稿を受け取る。それから千里山大学へ。
10時から5期生が合同ゼミのテキストの読み合わせを行なっているのだが(2月1日に続いて2回目)、タイミングの悪いことに、午後はずっと会議(学部カリキュラム検討委員会)で身体が空かず、今日も覗きに行くことができない。会議終了後も、研究室が隣り同士というよしみもあって、部長代理と新カリキュラムに関して2時間ほど喧喧諤諤と議論。途中、読み合わせを終えた5期生が研究室を訪ねてくれたが、取り込み中だったので、面会をお断りする。ごめんよ。
隙間の時間を利用して、研究ノート「人権・教育・市場」のゲラの校正。そして、久々に「乱読ノート」の更新。本(『モモ』)を読了したのは1月30日なのだが、今日まで更新する暇がまったくなく、ずっと気になっていた。便秘のような気分だった。これにて解消。しかし・・・
時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとはしませんでした。
でも、それをはっきり感じはじめていたのは、子どもたちでした。というのは、子どもにかまってくれる時間のあるおとなが、もうひとりもいなくなってしまったからです。
けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心をすみかとしているのです。
人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。(ミヒャエル・エンデ『モモ』)
「暇がない!」が口癖になっている自分自身を反省しなければ。身体はスリムに、生活は豊かに。削るべきなのは時間ではなく体重(かなり難)。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
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