Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

『饗宴』→『飲み会』

4限まではプラトン読書会の予習に費やす。ここ一週間ほどずっとプラトン漬け。面白くてたまらないので、一度とりかかるとなかなか中途でやめられない。ゲラの校正はできずじまい。5限は4期生T尾さんと面会。明日の(自主)ゼミの報告の打ち合わせ。見学者も来るわけだし、たのんまっせ。6限はプラトン読書会。今回も前回に続いて報告者がしっかりと読み込んできて、丁寧なレジュメを作成してくれたので、予定通りに順調に進んだ。気がつけば20時前。はやい一日だった。

『饗宴』ってタイトルは何だかよそよそしいね。『シュンポシオン』の原義は「一緒に飲む」だから、『飲み会』のほうがいい。哲学古典としての高尚なイメージは損なわれるけど、そのぶん敷居が低くなる。学生も「読んでみようかな」という気になりやすいんじゃないか? 実際、「飲み会」と名のつく集まりでは、「飲む」だけではなく「食べる」わけだし、「しゃべる」ことのほうがメインなのだから、語感的にも大きく外していない。そこで岩波書店にタイトルの変更を提案したい。

プラトン著『飲み会』岩波文庫

プラトンはきっと喜んでくれるだろう。岩波書店は嫌がるな。