新しい年度が始まったので、ブログのデザインを変えてみた。
今日4月1日から9月30日まで国内研修員として原則として研究に専念する。ゼミ生(4期生=新4回生、5期生=新3回生)に関しては、まったく放置するわけにはいかず、自主ゼミのようなものを考えている。したがって、100%研究の日々というわけにはいかないが、もともと授業よりも各種委員会・会議のほうに精神的負担・ストレスを感じるほうなので、それらから半年間まるまる解放されるのはたいへん嬉しい。国内研修の唯一最大の目的は学位論文の執筆だ。今回のチャンスを逃すと、永遠に書く機会を失うかもしれない。それくらい昨今の大学は多忙の極みだ。10月1日からは怒涛の日々が再び始まると思うので(執行部入り?)、半年間、一日一日を大切に過ごしたい。
5月から6月にかけてゼミ6期生の選考という一大行事が控えている。僕のゼミでは原則として面接を課しており、現役ゼミ生(主として3回生)が面接官を務める。自分の後輩は自分で選びなさい、というわけだ。また、面接官を務めることで、一年後の就職活動の際に企業の面接官が学生のどこを見ているかについて、カンのようなものが養えるように思う。公開ゼミは、「恥ずかしい議論を下級生の目の前に晒すわけにはいかない」というプライドを育む上で、とても重要な行事だ。教師が学生に育てられるように、4回生は3回生に、3回生は2回生に育てられる。これからの2、3ヶ月で5期生が名実ともに3回生となってくれることを祈る。
6期生の予備登録は今日現在32人。ゼミの定員が15名であることを考えれば、多いほうだから、素直に喜ぶべきなのだが、その中には僕が昨年度担当した唯一の1回生配当科目「経済学ワークショップ」の受講生は1名も含まれていない。つまり、予備登録者は誰一人僕のことを知らないで、履修要項だけを読んで「何だか面白そう」と判断した可能性が高い。*1おそらく昨年同様、公開ゼミを経て、応募者の数も顔ぶれも大きく変わるだろう。でもそのほうがいい。入ゼミを許可して、ゼミが動き出してから、「思っていたゼミと違う」という不満の声があがるほうがやっかいだ。2回生諸君、先生との相性は本当に大事です。本当にその先生と2年半つきあえるかどうか、しっかり見極めてもらいたい。
*1:5期生募集の時は、ワークショップの履修者から5人も申し込んでくれて、全員が5期生となった。今年は申し込みゼロ。ということは去年のワークショップは失敗したということか?