Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

授業に悩む

9時に登校。1限を授業準備に充て、2限は経済学説史。『国富論』の分業論と絡めながら、リカード国際分業論(比較生産費説)、貯蓄・投資バランス式について説明する。一昨年の学説史の授業で今回のテーマをとりあげた時には、90分(1コマ)という限られた時間内で要領よく説明できていたようなのだが、今日はまったく時間が足りず、ところどころ端折ったにもかかわらず、最後はかなり早口に。授業スキルが退化しているのか。ああ、情けない。

昼休みと3限はオフィス・アワー。6期生Oさん&M君と次回の報告の相談。自治会学生とフレッシュマン・セミナーの反省会。

4・5限は5期(4回生)ゼミ。今日はかなり特異な内容。低空飛行が続いているO君に学問的自覚を促すため、畑村洋太郎決定版 失敗学の法則 (文春文庫)』をテキストとして、彼自身にこれまでの報告の失敗原因を分析してもらい、それを通じて今後の創造的活動への足がかりとしてもらう。場合によっては非常事態突入もありうるため、かなりのピリピリムードに包まれる。タイミング悪く、2回生の入ゼミ申込(2次)が今週金曜日に迫っており、見学希望の2回生が多数参集する。「ゼミのことを何も知らない2回生に見せていいのか?」と自問し続ける苦悩の180分間であった。今日のゼミのムードを「重い・暗い」と感じるのか、「真剣・ひたむき」と感じるのか、人それぞれだろうが、後者側の2回生が一人でも多いことを祈るばかりだ。

5限終了後も研究室でゼミ生と反省会のようなものを。今日だけは「やり逃げ」を許してはならない。とはいえ、これまでの自分の指導力の不足を痛感し、ますます気分が落ち込む。

ビリー・ブランクスが来日するらしい。久しぶりにK寺君をテレビで見かける。