予想通りの二日酔い。寝坊した上、シャワーをスキップできなかったので(酔い醒ましに絶対必要)、第一報告に30分ほど遅刻。報告者のWさん、ごめんなさい。
第2報告を聞いて、『経済学の成立―アダム・スミスと近代自然法学 (岡山大学経済学研究叢書)』を読み直す必要を強く感じた。
第3報告に大いに啓発された。18世紀末から19世紀初頭のドイツでヒュームがどのように読まれていたかについて、非常に丁寧な文献学的考証を行っておられる。同じテキストであっても、現在の私たちが読んだように当時の読者が読んだ保証はないわけで、バークがヒュームをどのように読んだのかについて関心を持っている僕には、刺激満点の報告だった。現在準備中の単著に書き足すべき文章を思いつく。この報告を聞くためだけでも今回の出張の意味はあった。
12月6日に予定されている日本イギリス哲学会関西部会のプログラムがまだ確定していないようなので、部会幹事のIさんに報告の希望を申し出る。単著の原稿の一部(新しく加筆した部分)を報告させていただくつもりだ。一人でも多くの批判の目に事前にさらすことで、初歩的なミスを回避できるはずだ。
岡山に自宅のある3期生I野君、岡山支社に勤務している同じく3期生M山君と、岡山駅近辺で夕食をとる。M山君と会うのは卒業式以来2年半ぶりのことだ。出張のついでに「会わないか」と声をかえたら、二人とも予定を調整して出てきてくれた。おめでたい話も聞くことができて、とても楽しい宵であった。22時前に散会する。
姫路で途中下車して、実家に泊まる。