Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

採点業務と古本まつり

下鴨納涼古本まつり


旧友M本さんご結婚、旧友T村さん第二子ご誕生と、おめでたいニュースがまとまって飛び込んでくる。

論述試験(経済学説史)の採点業務に本格的に取りかかる。全部で301枚の答案(本試験300枚、追試験1名)のうち、ちょうど100枚の採点を終わらせる。疲れた。tiseさんが「採点の祭典」と日記にお書きになっていたが、まさにそんな感じの一日であった。

出席率の高い学生から白紙に近い答案を提出されたりすると、採点する側としてもつらい。教科書を指定し、レジュメも配布し、問題を事前発表しているにもかかわらず。*1ネットが元ネタの授業(教科書)と無関係の答案の続出にも悩まされる。レジュメくらい読んでくれよ。

15時を過ぎたあたりから疲れを感じ始めたので、気分転換を兼ねて、今日から始まる「下鴨納涼古本まつり」を覗いてみる。自宅から下鴨神社までは徒歩10分ほどの至近距離。

例年と比べると、いくぶん空いている気がする。*2曇り空だったので、気温が上がらず、僕としては過ごしやすかったが、雨を心配して出かけるのをためらった人も少なくなかったのだろう。2時間ほど徘徊したが、例年のように汗まみれにならずに、出店しているすべての古書店を一通りチェックすることができた。*3

近代中国史・中国思想史関係(特に紅衛兵と経済思想関係)の本を集めたかったが、まったく店頭に出ていなかった。その代わりに、予想外なことに、ヘビメタ雑誌「BURRN!」のバックナンバーが大量に出ていた。リッパー時代のジューダス・プリーストやブレイズ・ベイリー時代のアイアン・メイデンについてのリアルタイムな記事を読みたくなり、安さに負けて*4、つい散財してしまう。いかん、いかん。

今日の収穫はこんな感じ。ケンブリッジプラトン学派に関する研究書を700円でゲットできたことが最大の収穫だろう。

十八世紀のスコットランド―ドクター・ジョンソンの旅行記を巡って

十八世紀のスコットランド―ドクター・ジョンソンの旅行記を巡って

信仰と理性―ケンブリッジ・プラトン学派研究序説

信仰と理性―ケンブリッジ・プラトン学派研究序説

人物現代史〈9〉毛沢東 (1979年)

人物現代史〈9〉毛沢東 (1979年)

中国共産党 葬られた歴史 (文春新書)

中国共産党 葬られた歴史 (文春新書)

腹筋2セット。BGMはこれ。

8186 Live

8186 Live

*1:事前発表した5問から3問出題。

*2:一昨年はこんな感じ。http://d.hatena.ne.jp/nakcazawa/20070811

*3:おそらくお出かけになっているはずのtiseさんとは遭遇しなかった。

*4:7冊で1000円。雑誌だけに重い。