Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

比叡山延暦寺

坊さんだらけ


本日は代休。一足早い秋を味わおうと、比叡山延暦寺を詣でる。今回が2回目の参拝。7, 8年前に一度詣でたことがあるのだが、記憶がかなりおぼろげになっている。

延暦寺へは最寄りのバス停から乗り換えなし、一本(約45分)で行けてしまう。*1

延暦寺比叡山全域を境内とする寺院なので、とにかく広い。「東塔」「西塔」「横川」と呼ばれる3つの地区に分かれているが、京都市内からの路線バス(京阪バス・京都バス)は東塔地区に到着する*2ので、最初に東塔地区の本堂である根本中堂(国宝)を訪れる。残念ながら中の撮影は禁止。

次いで阿弥陀堂と法華総持院東塔を訪れる。

次いで国宝殿を訪れる。ここも中の撮影は禁止。最澄の直筆が驚くほど良好な状態で保存されていた。

ここまで東塔地区。次に、約1km離れた西塔地区へ。大した距離ではないのだが、歩道のアップダウンがかなり激しいものだから、さすがに膝が笑い始めた。次第に腰にもダメージが。おかげで25〜30分くらいかかったかも。*3

東塔地区から西塔地区への途上に位置する戒壇院(重文)。

同じく東塔地区から西塔地区への途上に位置する浄土院。「宗祖最澄の廟があり、山内でもっとも神聖な場所とされている」(出典:wikipedia)とのこと。

西塔地区に入る。修学旅行生で賑わっている東塔地区と比べると、西塔地区はずいぶんと静かである。僕は西塔地区のほうが好きだな。この場所で親鸞が修行したらしい。それを知らせる石碑も立っている。

常行堂&法華堂(重文)。別名「担い堂」。

「担い堂」を抜けると、西塔地区の本堂である釈迦堂がある。すぐ横に法然の修行地も。

釈迦堂へと続く階段もなかなか険しい。

日本有数の聖地なのに、電柱と電線が威張っているのは、僕の美意識が許そうとしない。何とかならないものか。

琵琶湖方面を望む。晴れていれば、もっとはっきり見えたはずなのに。残念だ。

秋を実感するほどではなかったが、心の洗濯はできた気がする。気分一新、明日から仕事に励もう。

*1:だから大原や嵐山や宇治に行くのと、心理的距離はさほど変わらない。

*2:延暦寺バスセンターは東塔地区にある。

*3:こんなわけで、西塔地区からさらに4kmほども離れた横川地区を訪れるのは、さすがに断念した。