Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

7期生卒業論文報告会(最後の授業参観)

7期生卒業論文報告会


成人の日を含む3連休の初日の土曜日は、nakcazawaゼミの恒例行事である「卒業論文報告会(最後の授業参観)」。東京の某研究会で教え子M本君が研究報告を行うことになっており、ぜひとも出席したいのだが、今日ばかりはさすがに無理。

7期生の場合、記念すべきは、スターティング・メンバー17人が1人も途中脱落することなく今日を迎えられたということ。これはゼミ史上初めてのことである。1人あたりの持ち時間は、例年と同じで、20分(報告15分+質疑応答5分)にすぎないが、17人もの報告者を擁するため。10時半から18時まで、7時間半にわたる長丁場となった。

今年も15組32人ものご家族が遠くは長野、岡山、宮崎から参観に来てくださった。ひたすら感謝である。息子(娘)のプレゼンをビデオ撮影されるご父母が何組か見受けられた。意外にもこれは初めてのこと。

オーディエンスの総数は、6期生(7)+8期生(12)+9期生(6)+ご家族(32)+教職員(0)+nackazawaの友人Tさん(1)=56人であった。

内容的に興味深かったのは、「生身のコミュニケーションが大切」と訴える報告もあれば、それに対して「生身のコミュニケーションなんてきれいごと」と批判する報告もあったこと。「丸暗記はダメ」と訴える報告もあれば、「そっくり真似る努力の先に『型』が生まれ、仕事の『個性』も花開く」と批判する報告もあったこと。同じテキストで学んできたメンバーが異なる思考へとたどり着いたことは、指導教員として喜ばしいかぎり。自分の頭で考えている証拠だから。

夜は見学に来てくれた6期生たちと豊津Gにて鍋を囲む。M本さんから「卒論報告会がnakcazawaゼミOB・OGの同窓会になったらステキだと思うので、もっと幅広く案内を出しましょう!」との提案が。前向きに考えておきます。ただ、本音を書くと、例年あの頃はそこまで考える余裕がないわけですね。12月に入ってからは書かせることに必死で、卒業生のことは脳裏から消えてしまっていて・・・。