Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

11期生卒業論文報告会(最後の授業参観)

11期生卒業論文報告会


ゼミ活動の最後を飾る恒例行事である「卒業論文報告会(最後の授業参観)」を今年も開催した。

これまでの卒業論文報告会の記録は以下。

12名全員が持ち1人あたり時間20分(報告15分+質疑応答5分)で卒業論文をプレゼンテーションした。12名のうち2名は就職活動の関係で卒業を1年延期する(12期生と同じ来年3月卒業予定、卒業論文の単位認定も来年度)が、この春卒業する10名と一緒に報告会に参加した。パワポの準備を怠っている者は誰もいなかった。12期生の裏方の仕事も完璧で、すべてがスムーズに進行した。

総出席者数は63名。まもなく卒業する11期生のご家族*1以外に、OB・OGが多数集まってくれた。昨年卒業した10期生が6名(横山・松野・高山・中・柴田・境家)、一昨年卒業した9期生が6名(牧山・大江・山本・西尾・戸田・瀧口)、3年前に卒業した8期生が1名(大槻)、6年前に卒業した5期生が2名(森・溝口)、総勢15名も! 彼らに11期生の論文に対するコメントをお願いしたが、これが実に興味深かった。8期生と5期生のコメントは、社会人経験の長さがそうさせたのだろう、たいへん濃厚かつシビアなもので、期せずして、11期生の成長ばかりでなく、OB・OGの成長をこの目で確かめることもできた。

カフェ・ゲリラにて慰労会&OB・OG会。参加してくれたOB・OG全員から近況を聞くことができた。順風の者もいれば、強い逆風をひたすら耐え忍んでいる者もいる。適切なアドバイスをできたのかどうか、自信はないが、ゼミをもう一つの実家みたいな気持ちでとらえてくれるとありがたいな。

2期生から開始したこの行事も、今回が10回目のアニヴァーサリーである。10年間休まず続けてこられた幸運に感謝したい。いちばん危なかったのは2010年だった。報告会の一週間後に二度目の肺気胸で入院した。卒業式前には職務復帰できたので、だいぶ運を使ってしまったことになる。今回はアニヴァーサリー企画として、開始(13時)冒頭の10分間、nakcazawaゼミ16年間の歩み(29歳→45歳)をスライドショーにして上映した。普段のゼミで学生に「報告内容にサプライズを!」と要求している手前、自分も何かサプライズな演出を考えなければと思った次第だ。現役ゼミ生たちは1・2期生を担当していた頃の僕の姿を見て、「若い!」を連発(当たり前やろ。10年以上前なんやから)。一応、サプライズ効果はあったようなのだが、ちょっとサプライズの趣旨が違うぞ(笑)。

【8068】

*1:Y口君のご両親は報告会の最初から最後まで、5時間おつきあいいくださった。お父様からはゼミ活動全体に対して、素晴らしいお褒めのお言葉を頂戴した。この場を借りて感謝の気持ちを記したい。